使わなくなってしまった理由
なぜ5ヶ月もの間、LiB-AID E500 for Musicを放置したのか、それはLiB-AID E500 for Musicがポータブル蓄電池をベースに作られていることに起因する動作によるところが大きいですね。
デメリット①駆動時間
1つはバッテリの駆動時間が短いということが挙げられます。消費電力の小さいネットワークオーディオプレーヤーやCDプレーヤー程度なら、5~6時間程度は持つと思いますし、普段使っている間にバッテリ残量がなくなるということはありませんが、PMA-SX1を動作させたときには、1時間くらいで半分以下になってしまったことを見てもバッテリ容量の小ささを痛感します。
バッテリの放電とともに充電量が半分を切るあたりから感じる力感の低下は、バッテリ容量の小ささによるところは大きいですし、バッテリ残容量による電源品質の変動が大きい点も好ましくはありません。
デメリット②常時接続できない
2点目は常時接続できない点です。LiB-AID E500 for Musicはポータブル蓄電池ですから、家庭用蓄電池のように常時接続することを想定されていません。家庭用蓄電池は、バッテリの供給能力が落ちるとパススルーモードに切り替わって、通常の商用電気から供給される仕組みがあります。
しかし、LiB-AID E500 for Musicにはそういった機能はなく、使用するときに都度切り替える必要があります。また同時に家庭用蓄電池のように、夜は残量が一定量以下なら充電を行うスケジュール機能などがなく、自動的に充電してくれることもありませんので、使用したらその日に充電するという手間がかかります。
以前、シアタールームでネットワークオーディオ環境を構築していた際には、PLANEX FX-08miniというスイッチングハブに市販のモバイルバッテリを取り付けてバッテリ駆動をしていました。
ものぐさな私はバッテリ駆動をすると必ず充電を忘れてしまうので、充電を忘れて使いたいときに使えないというジレンマを抱えないで済むように、放電後自動的に充電してくれる製品を探しまわったことがあります。
オーディオ機器をバッテリ駆動する際に、重要なポイントとなるのがこういった充電を行う手間ですが、LiB-AID E500 for Musicはそういう意味での使い勝手が悪いのです。
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