真打登場~DLA-V9R~
ここでDLA-V9Rに期待を切り替えます。8K/e-shiftによる擬似8Kアップコンバート映像です。
パッセンジャー
デートへ誘い、食事を楽しみ、最後に服を脱ぎ捨てて少しセクシー宇宙服に着がえ、宇宙遊泳をするシーンでしたが、食事中のお酒の入ったビンの丸みを帯びた光沢感やグラスの薄くピンと張った光沢感などが繊細に表現されています。
オーロラ・レーン演じるジェニファー・ローレンスのまとうドレスのパーツごとの素材による質感の違いや、暖色のライトに照らされてできる肌の陰影のグラデーションが滑らかな質感を感じさせます。こういう映像を見ると女優さんは大変だなぁととても感心します。
最後の宇宙遊泳のシーンでは漆黒の宇宙空間に浮かぶ無数の星とライト、それが反射するヘルメットの光沢感にはHDRがよく効いていて、非常に艶やかでした。
グレイテスト・ショーマン
チャリティ・バーナムを演じるミシェル・ウィリアムズが自宅前で主人公を見送る際の歌とダンスのシーンでした。
彼女のブロンドの髪に、淡い薄紫と水色の服の質感の柔らかさ、そばに飾られた濃い紫色の花と緑が鮮やかが彩を添え、前に長く伸びる道の上に敷き詰められた枯葉のじゅうたんとの色の対比も鮮やかで、枯葉の柔らかくかつ乾いた立体感も伝わってくるような高精細な映像でした。
擬似8kの効果
8Kの映像を視聴した機会というと、店頭においてあるSHARPの8KテレビやOTOTEN Audio・Visual Festival 2018の会場で見た「8K SUPER Hi-VISION×22.2 multichannel sound」のデモくらいしか経験がありません。
今まで見たのはいずれも直視型のディスプレイですから、プロジェクタで8Kを視聴したのは初めてということになります。
個人的にはHDR時代になって反射型のディスプレイであるプロジェクタには厳しい時代が訪れてしまったなと常々思っているわけですが、絶対的なランプの明るさが向上し、さらにオートマッピング機能によって、HDR映像をプロジェクタに最適化した映像が表示されることによって、コントラストの向上が図られ、明るさや階調表現の弱点を大きくカバーできているように感じられます。
8K/e-shiftによるアップコンバートが行われた映像の質感は完全な8Kとは言えないものの、4Kに対する優位性はあり、立体感のよさ、触覚による感触を想起させるような質感の高さがあります。
まだ調整段階の絵ですから完成版はもっと質が上がるでしょうから楽しみですね。私もいつかプロジェクタの再導入の日が訪れたら、8K対応プロジェクタを導入してみたいなと思います。
Her-
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