数値上の差がない
前回黒相の同時計測による比較を行った結果では、出水電器のオーディオ専用電源工事による優位性が数値に現れる結果でしたが、今回の赤相の同時計測による結果では、電圧にも歪み率にも差がほとんどなく、工事の優位性が数値には表れていません。
差が現れなかった理由を考えてみると、以下の4つのコンセントの内、②のオーディオルーム一般コンセントには常にパソコンなどの機器が接続されて、24時間電力が使用されていますが、④のシアタールームの一般コンセントは現在使っていないコンセントで、安全ブレーカー配下では全く電力の使用がありません。
- ①黒相-出水電器オリジナル コンセント付きブレーカーBOX EO-01
- ②黒相-オーディオルームの一般コンセント
- ③赤相-オーディオ専用コンセント
- ④赤相-シアタールームの一般コンセント(安全ブレーカー独占)
つまり②は同じ安全ブレーカーを共有する配下の電気機器によって、電圧の変動やノイズの影響を受けて変動しやすいですが、④のシアタールームの一般コンセントは安全ブレーカー配下の中で電圧の効果やノイズの影響による変動が起きにくいため、オーディオ専用コンセントとの差がほとんどなかったのかもしれません。むしろ普段使用している分オーディオ専用コンセントの方が変動しやすいくらいです。
各安全ブレーカーは並列に接続されていて、家庭用分電盤内で使われている電気機器に大きく影響を受けると思っていたので、あまり納得いっていないんですが、思ったよりもその影響は小さかったのと、家庭用分電盤内で処置されているノイズ対策の効果なのかもしれません。
2台の計測機で同時に観測すれば、工事の成果がはっきりと数値に現れると思っていましたが、差異が現れる場合と現れない場合が出てきてしまい、その成果を数値としてみることの難しさを痛感することになってしまいましたね。
音や映像ははっきりと変わったと認識できているのに、それを計測した数値で示すことができないのはもどかしいですね。リアルタイムに観測すればもっと差は出ているのかもしれませんが、さすがに本格的な計測機は手に負えませんので、現状これ以上比較できる手段が見つかりませんね。すっきりした結果にならないなぁ。
Her-
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