並列型ノイズフィルタとしては、昔からあるものですが、Dirty Electricity Filterによる計測では、AC-ENACOMを接続する前は1376mv、AC-ENACOMを接続した後は1354mvとなりました。
わずかに効果あり!と言いたいところですが、36mvの変化では、変動誤差の範囲かもしれません。少なくとも蛍光灯を点灯しただけで1000mv以上増えるノイズを削減できているとはいいがたいですね。
ENACOMシリーズのカバー範囲は、0.5Hz~100MHzと公式HPには書かれているように見えますが、この蛍光灯のノイズに関しては変動誤差の範囲で、Dirty Electricity Filterでは優位な結果は計測できませんでした。個人的には並列型ノイズフィルタとして、地味ながら効果があるように感じていて好きなんですが、微妙な結果となってしまいました。
PS Audio Noise Harvester
次はPS Audio Noise Harvesterです。過去にこの壁コンセントで蛍光灯を点灯させたときにノイズが発生していることを検知してくれたのはNoise Harvesterでしたから、効果がないわけはないと思います。
Dirty Electricity Filterによる計測では、Noise Harvesterを接続する前の状態で1496mv、Noise Harvesterを接続した状態で1396mvでした。
100mv程度の変化では、変動誤差という可能性ももちろんあると思ったので、何度か抜き差しをしてみましたが、外すとノイズは増え、つけると下がるので、変動誤差の範囲ではなさそうです。これが蛍光灯の発するノイズを削減したとは言い切れませんが、電源環境内のノイズをわずかですが低減してくれているのが分かります。
個人的にはランプが点滅するのはわかりやすい反面、発光時にノイズが増える気がして精神衛生上は好ましくありません。
コメント