計測(7)番外:家族の寝室(元試聴スペース)
以前、オーディオルームを作る前に試聴スペースとして使っていた部屋は今は家族の寝室になっています。試聴スペースとして使っていた当時オーディオ機器を接続した電源タップに接続すると、普通に音楽を再生している最中はランプが点滅することなく使えていましたが、部屋の蛍光灯を点けた途端にPS Audio Noise Harvesterが激しく点滅を始めました。
その現象を覚えていたので、蛍光灯を点ける前と点けたときと比較計測をしてみることにしました。Broadband EMI Meterでは蛍光灯を消しているときは、上の333mvという数値が、蛍光灯を点けているときは下の1438mvという数値が表示されました。
Broadband EMI Meterのスピーカー部から出る音は、この時の変化が非常にわかりやすく、蛍光灯が消えているときはブーンと低い音でしたが、蛍光灯を点けたとたんに「ピーギャー」と高い音が出て騒がしい印象に変わります。
蛍光灯はごく一般的な家庭用のものですが、数値にして+1100mv、4倍以上のノイズ量を検知し視覚化できたので、Noise Harvesterが蛍光灯のような高周波ノイズを拾って点滅していることがよくわかりました。
でもオーディオルームも蛍光灯なのに同じ現象は出ないので、蛍光灯の種類や機種によって検知されるノイズ量が異なるのかもしれませんし、配線の都合でオーディオルームの壁コンセントには影響を及ぼしていないのかもしれません。機種を調べられれば動作原理の違いなどもわかるかも知れません。
また、今回は平日の夕刻ということですが、同じ日でも朝と夜など時間帯によっても異なるでしょうし、休日と平日でも差異はでるでしょう。こうした時間や休日か否かによる違いもデータとして比較してみたいと思っています。
コメント
なるほどよくわかりました。
電源工事をやるにしても対策対応が分かりやすくて良いよね。
後、トイレと冷蔵庫とこたつ?も計ってみると良いと思いますよ。
(ノイズ対策をした方がいいよ~。(笑))
青フォレさん、コメントありがとうございます。
こうして計測器を使って数値化できるとわかりやすいですし、どう電源環境の改善していけばいいか指針にはなりますね。
幹線分岐電源工事をすればもう少し数値が下がる可能性もありますが、我が家の場合は費用対効果は低いかもしれません。
コタツは使っていませんが一応ノイズを出しそうな各家電にはPanasonicのPLCノイズフィルタなどを取り付けてあります。