下の写真は左がHer-Custom、右がA-Customの内部写真です。
左のHer-Customにはチップなどの上に電磁波吸収シートOYAIDE MWA-030S、チップ上にfo.Qシートを貼り付けてあります。コンデンサなどには手を加えていません。
右のA-Customにはチップ上に制振用の丸いチップ、コンデンサの色が変わっていますが、コンデンサ自体は変更されておらず、頭の部分に黒い液体を塗られているように見えます。
変更点
事前にどんな処理をするのかは聞かずにお願いしたので、中身を目視で確認してから、どんな変更を加えられたのかを確認してみたところ、変更点は以下のとおりでした。※詳しい素材などの情報は伏せておきます。
基板上のチップの上に水晶系の制振(整振)アイテムを貼付
こちらでは水晶系の制振チップが載せられています。私がカスタマイズした場合には制振シートのfo.Qシートを使っていましたが、前者が響きを整えるのに対して、後者は響きを抑えると言う違いがあります。
鉱物を含浸させたカーボン系の液体を塗布
カーボン系の材料を塗布することで、コンデンサがアンテナとして働いてノイズを拾ってしまうのを防ぐことができるそうです。チップ上、筐体の裏など各所にも塗布されています。
私がカスタマイズした際には電磁波吸収シートOYAIDE MWA-030Sを使っていましたが、コンデンサには貼ることができなかったので、ここは大きく異なるポイントですね。
各端子に導通改質剤の塗布
導通改質剤を塗布することで導通が改善され、電気信号のやり取りがスムーズに改善されるようです。導通改質剤については以前にも記事にしたことがありますが、気に入らなかったときに取り除くことができないのであまり好みません。オーディオ機器ならまず採用しない方法ですね。今回初導入となります。
以上のカスタマイズを施したA-Customと従来のHer-Customとを比較試聴してみます。
コメント
Herさん、こんにちは。
おそらく改造の火を付けちゃった者です(笑)
コンデンサ交換はやはりハンダコテの熱害で周りの部品や基盤にも良くなさそうだな〜と思いながらの作業でしたから、この交換せずにコンデンサに手を入れる改造方は思い付きませんでしたねぇ(^ω^)
ちょっと気になるのは、元々ギュウギュウの設計がされたFX-08ゆえ高さ方向もあんまりスペースがなかったような?
勿論そこらへんも見越して改造されてると思います。
スイッチングと名が付く位ですから、高周波振動はかなり起してるはずです。
振動対策はそこにモロに効いてくるんでしょうね。
そうなると気になるのはNAS。水平展開はいかに?
おいけさん、コメントありがとうございます。
モロに影響を受けていますが、電気回路については素人の私に出来ることはもうあまり残されていないので、特注で対応してもらったものです。コンデンサを交換してみたいとは思っていますが、FX-08miniは密度が高いので難しそうですね。
これからさらにスイッチングハブ周辺のアイテムを特注してテストする予定です。NASへの展開は考えていませんでしたが、スイッチングハブでよい知見が得られたら水平展開も考えることにします。RockDiskのようなNASであれば効果が見込めそうですね。