TS-119のケーブルをForestに変更してみる
少々前置きが長くなりましたが、きつい音で音楽を聴いても楽しくないので、せっかく予備で購入したAudioQuest LANケーブル Forestがあるのですから、交換して聴いてみることにしました。
AudioQuestのLANケーブルにはコネクタに矢印がついていて方向指定があります。この方向を音楽データが流れる方向に沿って、つまりNAS→HUB→Playerの方向に沿って接続します。
使用しているスイッチングハブはPLANEX FX-08miniですが、ケーブルの挿し心地に関してはAIM SHIELDIO NA1-S005は一般的なLANケーブルと同じ挿し心地で、AudioQuest Forestの方が遊びが少なく隙間なくコネクタにはまる印象です。
背景の静けさ、解像度はSHIELDIOの方が優れていますが、Forestは音の角がとれ、中低音域の厚みはForestの方が魅力的です。SHIELDIOにあった刺々しさが鳴りを潜める、逆を言えば鈍った、解像度が下がりスピード感が後退しますが、音楽性という意味ではForestの方が高いかもしれません。両方の良い所取りができれば一番良いんですけどね。
方向指定に逆らってみる
先ほどの方向指定について「本当に意味があるんだろうか?」とやっぱり疑問に思ってしまいます。
たぶん金属を延伸するときの方向が関係しているんじゃないかと思うんですが、仮に電気の流れやすさが方向によって違うのだとして、出てくるオーディオの音に違いが現れるのだろうか?
若いときはネットワークエンジニアとして、通信機器に囲まれて仕事しながら、毎日のようにLANケーブルを扱っていて、LANケーブルに方向があるなんて発想もありませんでしたから、方向関係なく接続して正常にエラーなく接続できているか確認して、エラーがあれば原因を追究して、解消して、そのエラーがLANケーブルの方向でした、なんてことはもちろんありませんし、聞いたこともありません。
ケーブルの接続する方向がデータのやり取りや、音楽に影響するなんてことがあるのだろうか?という疑念を持ちつつ、実際にLANケーブルの方向指定に逆らって接続してみることにしました。
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