LANケーブルの結線
当時のLANケーブルとなるとCat.5かCat.5eあたりが主流だったのではないかと思いますが、一般的なCat.5のLANケーブルにはA結線とB結線という2種類の結線があります。その中でも一般的に販売されているのはB結線ですが、A結線、B結線は左から以下のような色の順番になります。
A結線:白緑・緑・白橙・青・白青・橙・白茶・茶
B結線:白橙・橙・白緑・青・白青・緑・白茶・茶
緑と橙が入れ替わっているだけですが、同じ色(例えば白橙&橙)のケーブルがツイストされて磁束をキャンセルするように作られています。
ストレートケーブルなら、
A結線─A結線 or B結線─B結線
と両端とも同じように結線されていて、クロスケーブルになると100BASE-Tなら
A結線─B結線
と両端をA結線とB結線の組み合わせで結線されています。これ実際のDENON-LINKケーブル AK-DL1を見てみると、コネクタに隠れてはっきり見えませんが、
B結線:白橙・橙・白緑・青・白青・緑・白茶・茶
に近い配列にはなっているみたいです。
白いケーブルの部分は色が隠れていて見えないので、
白橙・橙・白青・青・白緑・緑・白茶・茶
とシリアルケーブルのストレートケーブルになっている可能性も捨て切れません。この結線になっていた場合、LANケーブルとして使うと、ケーブルが長くなるとともに通信エラーが頻発するようになります。
ハッキリ結線を見るには分解してみるしかないのですが、さすがに5万円するケーブルを分解するようなことはやりたくありません。そこで以前購入したLANケーブル用のテスターサンワサプライ LAN-TST3Zを探してみたんですが、見つからない…。
会社の引き出しにでも置いてきたかな?と思って探しても見つからなかったので、仕方なくもう1つ劇安な、すぐに壊れそうなやつを1つ購入してみました。
LANケーブルテスター
劇安なLANケーブルテスターSODIAL USB LANネットワーク/電話ケーブルテスターという商品です。
SODIAL(R)という会社は全く聞いたことがありませんでしたが、どうやら中国の会社のようです。テスターを私が購入したときは、送料込みで373円でした。よくこの価格で売ることができるな…と感心しますが、「おそらく次に使うときには壊れて使えなくなっているだろう…」と覚悟して使ってみます。良いんです今回だけ使えれば…。
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