試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
image ※FLAC 44.1kHz/16bit
Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit
Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit
感想
聞いた瞬間にわかるのはノイズフロアが低く、とても静かだということですね。素の状態で一番把握したい部分でもありますが、今後のアクセサリの投入やカスタマイズをする上で土台となるノイズフロアが最初から低いというのは、ポテンシャルの大きさを感じさせてくれます。
ピアノタッチの強弱(ニュアンス)が描き分けが繊細で、リズミカルにキラキラと高音が踊り、低音はややタイトでゴリっとしていている印象です。
全体的な印象としては、弱音が浮き出てくるので、空気感のような音場の広がりが感じられますが、音が硬質というかやや冷たい印象が感じられる点は不満が残りますね。少しアクセサリなどで調整する必要がありそうです。
使用感
DELAを使ってみて感じた特徴としては、起動からデータベース(ライブラリ)の構築までが短時間で行えることです。通常NASは休止モードなどに入ることはあるものの、基本は24時間365日稼動させたまま使うことが前提になっています。
DELAは電源スイッチがあり、電源を落とすことが前提に作られていて、しかも起動してから約20秒で起動し、電源を切るときも約5秒でシャットダウンします。
起動して数分後には1TB弱あるデータのライブラリの再読み込みが完了し、すぐに使えるようになりますし、ライブラリの再構築過程でも、すでに読み込み終えているところはリストに表示され、スムーズに再生することが出来ます。
RockDisk for audioは省電力仕様でスペックが低いこともあり一度電源を切るとライブラリの再構築に同じデータ量で7~8時間かかっていましたし、再読み込みの過程ではタブレット端末からの操作には中々反応しないので使い物になりませんでした。
ですから、内部にカスタマイズをしたりするたびに、一度電源を落とすことになり、再試聴する場合には再読み込みに上記の時間がかかるので、再試聴が次の日になってしまうことが当たり前でした。
こうして記事を書くのもすごく時間がかかりましたが、DELAはすぐに起動してくれるので、ストレスなく使うことが出来ますし、周囲に熱源が多いので簡単に電源が落とせるのは非常に助かります。
唯一使っていて残念だったのはリモコンがないという点ですね。使うたびにいちいち機器の傍まで行って電源を入れるのは面倒です。
音質、使用感共に良いところもあれば、不満の残るところもありますが、この時点でもモニター価格の75,000円なら導入してよかったと思える十分な価値があると思います。
大体素の状態の実力は分かったので、まずは電源ケーブルを変更して変化を見てみようかなと思います。どのくらい伸び城があるのか楽しみですね。
Her-
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