画質について
先日記事に書きましたが、私はこのZ9Dシリーズの前モデルX9400Cシリーズの75型モデルのKJ-75X9400Cを所有しています。
KJ-75X9400Cの印象と比較して、SONY BRAVIA Z9Dシリーズ100型のKJ-100Z9Dがどのように見えたのかをお伝えしたいと思います。
南国の海
スマホで撮った写真では画質の良さをお伝えするのは難しいですが、最初にデモで流れていたのはサーフィンをしている南国の海の映像でした。
南国の太陽の光を反射してきらめく海、鮮やかな原色の風景、スロー映像で波から飛ぶ水しぶきは、3D映像のように画面の前に飛び出てくるかのようなリアルさで、サーファーが波に乗り、体をすっぽり包むような波の中をチューブライディングをしながら、落ちてくる波の様子は、画面が大きいもあって、自分も波に飲まれるような錯覚を覚えます。
5分ほどこの海の映像をじっくり見ていました。波のある水の映像は映像処理としては、ブロックノイズなどが出て破たんしやすいものですが、ノイズらしきものが見たりません。
所有しているテレビでもノイジーだと感じることはあまりありませんが、自身の記憶と比較しても景色がクリアかつ鮮やかに感じます。「デュアルデータベース分析」によるノイズデータベースの追加の効果なのかもしれません。
ラスベガスの夜景
しばらく海の映像に魅入っていると、そばに立っていた説明員の方のプレゼンが始まりました。画面には説明資料が表示され、内容は前回の記事で書いたカタログなどにある説明そのままでしたが、注目は、なんといっても「Backlight Master Drive」です。
説明員の型のプレゼンでも同じ画像が使われていましたが、従来の直下型LEDバックライトの制御がとても細かく制御できるようになったそうです。この説明が一通り終わった後、ラスベガスの夜の映像が流れてきました。
ラスベガスといえば、ビルには鮮やかな電飾が施された看板が立ち並び、ビルの前に設置された池には噴水やライトアップによって華やかに演出され、街中に宝石が輝いているような印象を持つ街です。
その夜景を映し出した映像は、鮮やかな街の電飾と、その光が反射して黒くきらめくビルの窓、ライトアップされて浮かび上がる噴水と、その光を反射して揺らめく水面など、鮮やかな光と淡い光の共存、吸い込まれるような漆黒とのコントラストは、まるで残酷にもこの街の勝者と敗者を同時に描き出しているかのようです。
自宅の前モデルKJ-75X9400Cでみた東京の夜景などを見たときと比較すると、自宅では明るいところの影響を受けて黒が少し浮いたように見えますが、KJ-100Z9Dでは光と闇の境界線をクッキリと描き出してくれます。
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