ステルスは音で感知する
しかしステルス機能を持った強襲用モビルスーツの場合、レーダー(下図右上の赤いマーク)に映らなくなり、気づいたときにはもう背後に取り付かれていることが多いので、最初の段階で前線で戦っている敵モビルスーツの数を把握して、数が少ないときには警戒しておかないと危険です。
これは汎用モビルスーツに搭乗していても同じで、すぐに支援用モビルスーツのサポートにいかないと相手にボーナスを与えるようなものなので、気づいた時点で支援用モビルスーツと距離がある場合には、支援に向かいます。
ステルス機能を持つモビルスーツは非常に厄介な存在ではありますが、足音まで完全に消えるわけではないので、密集行動しているときは難しいですが、状況によって自身が単独行動をとっているときには近づいてくると足音が聞こえます。
ステレオ環境だと、近づいてくる音の方向までは正確に把握できませんが、サラウンド環境であれば、その足音がどの方向から近づいてくるのが分かり、微かな音まで再生可能なサラウンド環境なら、より速く近づいてくる敵を感知できます。
実際に単独行動をとっているときに近づいてきたステルス強襲機にいち早く気づき、ダッシュで一近位距離を広げ方向転換し、主砲を一発ぶつけた後、さらに距離を取ってできる限り味方に近づいて、味方に強襲用モビルスーツの足止めをしてもらいつつ撃退するということもよくあります。
強襲用モビルスーツの機種や、操作するパイロットのレベルにもよりますが、距離を維持することができれば単独で撃退することも可能です。そのためにはステルス強襲機が近づいてくるのを可能な限り早く感知し距離をとることが大切です。
サラウンド環境の優位性
ステルス機能を有した強襲用モビルスーツと対決する支援用モビルスーツの例は、極端な事例ではありますが、どの機体に乗っていても、後ろにいるモビルスーツの気配を音として把握できることは、一瞬の判断に大きな助けになりますし、特に敵に囲まれているよう場合は、後ろに目がついているように相手の攻撃をよけることができる利点があることも確かで、緊急回避などで逃げる方向を判断するときにも非常に役に立ちます。
Dolby Atmosなどのイマーシブサラウンド環境を整えると、Dolby Surroundモードによって、通常の5.1chや7.1chのような音声信号を持っているゲームであっても上下方向の音まで再現してくれます。
上下方向まで音が再現されると足元に近づいてきている敵や、少し高い位置にいる敵の音も正確に再現してくれるので、前後左右上下方向の音の把握がより正確にできる空間再現に優れたサラウンド環境を用意することは、目に見えない範囲を耳でカバーできるようになり、把握できる情報量は格段に増えます。情報量こそゲームをする上でも強力な武器となるということは実感しています。
こうしたFPS系のゲームのみならず、フライトシミュレータや、RPGのようなゲームでも最近のゲームにはサラウンドは大きな武器になりますし、空間の臨場感が大きく異なり体験としても映画を見ているような感動を味わうことができますので、サラウンドシステムを使ってよりゲームを楽しんで欲しいなと思います。
ゲームでサラウンドというと、少し敷居が高く感じるかもしれませんが、結構手軽に導入できるものもたくさんあります。
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