無色透明という主張
開発コンセプトに余計な色付けはしないという方針があるようですが、そういった思想は音に出ていて、システムの音を手加減なしにストレートに出してくる印象を受けます。ですが、色付けがない=無色透明というのとも少し異なるような印象を持ちます。
色がないと主張しているというと不思議な感じですが、「水」が思い浮かびましたね。液体の水は透明ですが、光の屈折によってそこに存在することが人間の目にはわかります。空気のように見えない透明ではなく、透明であるという主張があるのかなと、このモデルに名づけられているWATERFALLという名前をみて思います。
音から感じる少し低めの温度感もそうですし、システム上流の音が濁るとその音をストレートに出してくるのも、なんとなく水の流れを想起させます。音を作るときのイメージに「清流」のようなイメージがあるのではないかなと。
シアタールームでの利用も考えられる
WATERFALL Power 500というハイエンドモノラルパワーアンプはもう販売を終了してしまったようですが、後継となるより高価なハイエンドモノラルパワーアンプや、買い求めやすいステレオパワーアンプも発売が予定されているようです。
これだけコンパクトな筐体からストレートに力強い音が出てくるなら、例えばマルチチャンネル環境のパワーアンプとして複数使いをしてもいいかもしれません。
1台のマルチチャンネルパワーアンプと入れ替える場合は、ラックの増設や電源ケーブルや差込口を確保するのは予算的にも厳しい側面を持ちますが、販売が予定されている廉価なステレオパワーアンプなら、チャンネルの数に合わせて必要に応じて1台ずつ追加して運用もできますからね。
ハイエンドなモノラルパワーアンプ、廉価なステレオパワーアンプ、どちらも試聴機がお借りできるようになったら聴かせていただきたいですね。貸出いただきありがとうございました。今後発売予定の製品にも期待しています。
Her-
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