マルチチャンネル化へ向けて:2007年~2008年
前回は初めて買ったオーディオセットの話でした。
今回はロスレスオーディオとフルHDへ対応した頃のシステムの話題になります。
最初に購入してから1年ほど経ち、当初から予定していたDENON AVC-A11XVの検討を開始した2007年ころには、ちょうど地デジの普及と「Blu-ray v.s. HDDVD」の次世代ディスクのシェア争いが激しい頃でした。
すでにAVアンプは後継機が発表される時期となっていたので、購入を見送り後継機の発売を待つことにしました。2007年後半からフルハイビジョンとロスレスオーディオに対応していくことになります。AVアンプが発売されるまでの間、まず手を付けたのは映像機器でした。
Blu-rayレコーダの導入
まず最初に購入したのがBlu-rayレコーダ Panasonic DIGA DMR-BW200で当時500GB HDDを搭載し、2層のBD-Rに対応したレコーダはこれだけで選択の余地はありませんでしたが、これを機にWOWOWと契約してい映画を録画しまくりました。
WOWOWの画質が大きく変わってから録画をやめましたが、録り貯めた映画を保存したBlu-rayディスクは3000枚は超えていると思います。
その後、東芝がHDDVDから撤退することが発表され、HDDVDレコーダ TOSHIBA RD-A300を購入。Blu-rayレコーダは、常に容量不足が続き、DMR-BW930(1TB)、DMR-BW970(2TB)、DMR-BZT9000(3TB)と買い替えていきました。
ハイビジョンプロジェクタへ買い替え
映像がハイビジョン化すると、古いデータプロジェクタでは物足りないため買い換えることになりました。当時は液晶プロジェクタとDLPプロジェクタがあり、一長一短でしたが、液晶プロジェクタの動画ボケが気になってしまい、応答速度が早く、色純度も高かったDLPプロジェクタを選択しました。
フルHD(1920☓1080)はまだ高かったので、1年ほど暫定で使うつもりで、WXGA(1,280×768)クラスのDLPプロジェクタ MITSUBISHI LVP-HC3100を購入しました。
その後1年ほど経ち、フルHD対応のMarantz VP-15S1を購入し、スクリーンを80インチから90インチへサイズアップをして、何とかフルHD化が完了しました。
さていよいよAVアンプの導入です。
AVアンプ、いやAVセパレートアンプの導入
映像周りの機器を更新していく間に、次世代の映像フォーマット、音声フォーマットに対応したAVアンプが次々と発表されていきました。
フロントスピーカーには、所有していたPMA-SA11をアンプとして使い、PMA-SA11にプリアウトできるAVアンプを購入するつもりでしたが、DENONが発表したAVアンプの中に当時最高峰として発表した超弩級のセパレートAVアンプAVP-A1HD/POA-A1HDもあり、私はその圧倒的な存在感に、当初描いていた「AVアンプ+プリメインアンプ」のプランはぶっ飛び、この超弩級のセットを買うことにしました。
この超弩級アンプの発売は当初より遅れ、その間AVC-3808を借りることになるハプニングなどもありましたが、AVP-A1HD/POA-A1HDはセットで90kg近い機器だったので、3階の専用室に運ぶために階段を持って上がった時はとても怖かった。今はとても持って上がれません。
リアスピーカーとサブウーファの選定
フロントにDALI Helicon 800を使っていたので、リアも音色を揃えたいということで、下位モデルのHelicon 400を購入するつもりでしたが、タイミング悪く後継機の発表に伴い流通在庫がなくなってしまい、仕方なくまだ在庫の残っていたHelicon 800を購入しました。また、サブウーファも同シリーズのHELICON S600で統一して4.1chとしました。
当時を振り返れば、Helicon 800 4台はやりすぎだったなと思いますが、4台統一されたサラウンドにはやはり一体感を感じる上で長所があります。
Playstation3の導入
Playstation3が発売されてから、やりたいゲームもなかったので、しばらくは静観していましたが、後継モデルからSACD再生機能がなくなると発表があり、今買わなくては手に入らないとわかって、店頭在庫がほぼなくなった時期に初代Playstation3(20GB)を購入しました。
このゲーム機というかプレーヤーは当時としては革新的なマルチプレーヤーだったと思いますが、詳細はまた別の機会に。
ケーブル類
始めた当初は全く気にしていなかった各ケーブルにも、変えてみると変化が起きることがわかり、この時期に一新したと記憶しています。
アナログケーブルは、AudioQuestを中心に、電源周りは、FURUTECHで揃え、HDMIケーブルはいろいろ試してみようと、AudioQuest、WireWorld、MONSTER CABLEなどに置き換わりました。
フルHD&ロスレスオーディオ対応ホームシアター完成
こうして、フルHD&ロスレスオーディオ対応のホームシアターが完成しましたが、後にも先にもこれ以上の買い物はないだろうと今でも思うほど、本当に馬鹿げた買い物でした。
2008年1月頃のシステムは一覧にするとこんな感じです。
- フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- リアスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- サブウーファー:DALI HELICON S600
- AVプリアンプ:DENON AVP-A1HD
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
- ユニバーサルプレーヤー:DENON DVD-A1XVA
- Blu-rayトランスポート:DENON DVD-2500BT
- Blu-rayレコーダー:Panasonic DIGA DMR-BW200
- HD DVDレコーダー:TOSHIBA RD-A300
- プロジェクタ:Marantz VP-15S1
- スクリーン:OSスクリーン G1-090T-S
- マルチプレーヤー:SONY Playstation3
導入した時の映像と音の感動は今も忘れられませんが、それよりも鮮明に記憶に残っているのは、持ち慣れない札束を持ってお店に行き、レジにおいたときの開放感と喪失感の混在したような感覚で、ドッと疲れが襲ってきたことを忘れられません。
I’m so Crasy!
長くなりましたが、次回はシステムの変遷③について書きます。
Her-
↓関連記事はこちらです、引き続きお楽しみください↓
コメント