3D映画の質は向上しているのか?
我が家のホームシアターは限られたスペースに機器を詰め込んでいて、テレビの裏にアンプやプレーヤーが隠れているレイアウトになっていてプレーヤーがディスク交換すら腰が痛いとでません。まだ無理はできませんが、ようやく腰痛も快方に向かいつつあり、映画の視聴を再開できました。
私は3Dで映画やアニメなどを見ることがほとんどありません。3Dテレビというものが売り文句として販売されるようになったのは2010年頃でしょうか?当時、3Dテレビの映像を見たときの印象は、「飛び出す絵本」という印象で、私は3Dというコンテンツを完全に見限ってしまっていました。
3D、つまり立体というのは、映画やアニメなど映像に配置されたオブジェクトが滑らかな立体描写によって、オブジェクトの質感や奥行き、存在感をリアルな視覚情報として得られることを言います。
ところが3Dとして出てきたコンテンツのほとんどは、紙に描かれた絵が3枚くらいあって、前、中、後と3枚配置されているようなもので、立体というよりは3枚の画を並べただけの動く絵本としか思えなかったのです。2Dの映画を高画質なディスプレイ(テレビやスクリーン)で見た方がよっぽどリアルな立体描写に近いと私は思います。
ですから3Dの視聴環境を揃えようと思ったこともありませんでしたし、プロジェクタも3D非対応のものを使い続け、実際に3D視聴環境が整ったのは2016年1月のSONY BRAVIA KJ-75X9400Cの導入によってたまたま整ったというのが実際のところです。
食わず嫌い?
視聴環境が偶然整ったことから一度だけ3D映像を見ることがありました。3Dメガネのレビューを書いたときです。
環境があるのだから、使わないと損だろうといった感じで、SONY TDG-BT500Aとルートアール RV-3DGBT2Bを購入して比較してみたのが、自宅環境で見た3Dの唯一の機会でした。
そのときに見た作品は3Dの質もよくはなく2Dの映画を見た方がマシというレベルだったので、それ以降結局3Dの映像を見ることはありませんでしたが、「最近3Dの映画も質が上がりましたよ」と何かで言われて、食わず嫌いもよくないし、じゃあ見てみようかと思ったのです。
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