YAMAHA AVENTEAGEセパレートシリーズ(CX-A5200/MX-A5200)新製品先行視聴会 in TOKYO



レビュー(4)ベースとなる音質の確認

ここからはすべてシネスコサイズの上映となります。また基本的にストレートモードのみで視聴し、余計な演出をしないCX-A5200/MX-A5200の素の実力を見ていくことになりました。

鑑定士と顔のない依頼人エンニオ・モリコーネが楽曲を手がけていて、神経質な主人公の精神的な揺らぎを、バイオリンによって軽快な演奏から、ややピーキーな演奏へと切り替えることで表現している面白いシーンでした。

服を着替えてレストランへ向かい、そこで食事を取りますが、皿やグラスを置くときの陶器の響きやグラスのハウリング音、フォークの金属的な響き、グラスに注いだシャンパンの探査さんの弾ける音の細やかさ、その周囲で聞こえる周囲の人のひそひそと話すささやきや足音なども高精細に聞こえ、S/N比の高さをうかがわせます。

ブレードランナー2049は冒頭のドーンというシーンから、車が空中から降りてくる上下動感、ドローンが上空を飛んでいる定位感など、空間の広大さが非常に耳に残り、家の中で静かに相手を探りながら話しをしている最中の鍋の煮立つ音、床の軋みなどシーンによって、必要に応じた音響効果に最適化している様子が伺えました。

リメンバーミーは今回唯一のアニメーション映画でしたが、洞窟内の音の反響、その中で落ちる水の音、2人の関係の変化をBGMの定位移動で表したり、非常にここでも空間の広さや、音の響きの繊細さなどがよく表れています。

Norah Jones – Live at Ronnie Scott’s:2曲目「Don’t Be Denied」は記憶ではDTS-HD 5.0chの96kHz/24bitの音源が収録されていたと思いますが、ベースとなるバスの音の上にNorah Jonesのしっとりした声が乗り、その裏でシンバルやドラムのかすかな音の揺らぎが聞こえてきて重層的に音が一体になっていく様子が、繊細さと厚みのある音を表現していました。

クワイエット・プレイスは声を上げれば、地球外の化け物に襲われるという中、臨月を迎え出産をしなくてはいけない母親のために、耳の聞こえない息子が父親の指示で、離れた場所で花火を上げて化け物の注意をひき、子供を産む隙を作るシーンです。

一言も声を上げられない中で迫る化け物の気配を感じながら、恐怖を感じながら息を殺して、化け物の歩く床の軋む音が左右だけではなく上下動までしっかり定位感を出しながら描かれていて、窓の外で鳴り響く花火の破裂音が、窓の外の空間の広さをよく表現していました。

黒沢監督の椿三十郎の、最後に三船と仲代が一太刀で勝負をつけるシーンでは、侍たちが駆け寄っていく際には、鳥のさえずりや草が風になびいてかさかさと揺れる音などが、しっかり聞こえてきて、古い映画にもかかわらず撮影している場の空気感が描かれていて、滅多にモノクロ映画をこうしたイベントでは見ることができないので、逆に新鮮な体験でした。

試聴を終えて

まずCX-A5200/MX-A5200を試聴させていただいて、少し残念だったのはスピーカーの配置ですかね。今回のデモ会場はプレゼンテーションルームだったこともあり、会場の都合もあるので難しいですが、トップスピーカーが天井ではなく、壁の高いところにありました。

ホームシアター オーディオ イベント YAMAHA AVENTEAGEセパレートシリーズ CX-A5200 MX-A5200 CX-A5100 MX-A5000 NS-SW1000 CD-S3000 JVC DLA-V9R DLA-V7 DLA-V5 Monitor Audio Gold 300 Gold 200 Silver 300 Silver 100 OPPO UDP-205 Panasonic DMP-UB900 スクリーン Stewart 150インチ シネスコ

これは事実上トップフロントではなくフロントハイト、トップリアではなくリアハイトだったので、Dolby Atmosの音場表現が頭の上がやや薄い感じがあり、上下動が感じられるものの頭の上を通っている感じが薄い印象を受けました。

繊細な空間表現とその広さが特徴的で、S/N比が高いので聞き取るのが難しいかすかな環境音や、音楽ソフトなどで楽器の揺らぎなどがよく耳に入ってくるのが印象的でした。

また「SURROUND:AI」によって、セリフが聞き取りやすくなったり、大きな音の中の小さな音が聞き取りやすかったり、シーンごとに音響効果が変更されて最適化されている様子も感じることができました。

ただ、CX-A5200/MX-A5200の物量の物足りなさというのは音にも表れていて、いずれも30万円前後の価格で、重量は18kg/26kg前後でモンスタークラスとは言えない物量で、私が10年近く前に購入したDENON AVP-A1HD/POA-A1HDに比べると、物量も価格も物足りない印象はぬぐえません。2台あわせても重量も価格もPOA-A1HD1台分にもなりません。

しかし、AVP-A1HD/POA-A1HDが100万円以上したことを考えると、実質50万円前後のAVセパレートアンプと考えれば、一般ユーザーに手が届く現実的な選択肢としてコストパフォーマンスは悪くないとは思います。

実質的に国内メーカーの中で唯一のセパレートAVアンプとなるわけで、セパレートの優位性を考えると、同じ金額を出すならよい選択肢となると思います。7.2.4chという構成であればMX-A52002台でバイアンプ駆動を試したいところですね。

まだ発展途上の最新プロジェクタ 実際に体験してからだいぶ時間が経ってしまいましたが、JVC D-ILAプロジェクター「新商品先行視聴会」の記事を公開します。 ある方から「YAMAHA AVENTEAGEセパレートシリーズ(CX-A5...

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