それから年々HDDの容量が増加していくのに合わせて、私は手当たり次第にデータをmp3化してパソコンに取り込み、現在のネットワークオーディオのライブラリの原型となるような、延べ何十万曲という音源ライブラリを作ることに夢中になっていました。

まだこの頃はさほど音質というものに興味はありませんでした。
ネットワークエンジニアになって
社会人になり仕事をするようになって、本格的にオーディオの世界へ足を踏み入れていくわけですが、高い機器を使うとmp3という圧縮によって音質的に劣化した音源を再生したときの雑な感じが我慢できなくなって、徐々に音源はCDへ回帰していき、SACDへと手を伸ばしていくことになります。
私が高級オーディオ機器を買ってしばらくすると、ネットワークオーディオと言う言葉がオーディオの世界に登場します。このLINNが提唱したコンセプトを目にしたときには、やっとオーディオの世界もライブラリの時代がくるのかと思ったくらいです。
こういった発想はパソコンの世界の7~8年は遅れていたことになります。オーディオの世界は良くも悪くもガラバゴス化してきましたが、これによって高級オーディオとPCオーディオとの間にあった隔絶した境界が薄まってきたのではないかと思います。
ライブラリの音源はWAVやFLAC、DSDなどの高音質なものに変わっていき、私もリッピングなどをやり直す羽目にはなりましたが、もはや自分の慣れ親しんだ世界でしたから、すんなりとネットワークオーディオの世界へ入っていけました、というかオーディオの世界が私に寄ってきたような感覚でした。





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