所感~LANターミネータ RLT-1~
RLT-1を接続した場合の音は、RUT-1を接続したときより、クールな透明感が生まれ、クリアになっていることが一聴してわかります。女性の声は伸びやかに、接続前にあった中低音域のモコっとした感じがなくなり、男性の声にも輪郭がはっきりして何だか自信ありげに聞こえます。
ポート数が4つと少ないので、ルータなどの機器、プレーヤー、NASと接続すると空きポートが1つしかなくなり、私のようにNASが2台体制であったりするとRLT-1を接続する余裕はなくなりますが、もし空きポートがあるのであれば、RLT-1を接続する価値があると思います。
所感~RUT-1+RLT-1~
最後に試しにRUT-1、RLT-1を両方接続して聞いてみましょう。
RUT-1、RLT-1を両方接続してみると、クリアではありますが、何だか籠ったような印象を受けます。むしろLANターミネータ RLT-1を単体接続したときの方が明らかにクリアです。何でだろう?
総括
USBターミネータRUT-1の影響が小さかったことからみても、USB経由のノイズがネットワークへ与える影響はかなり低いことが分かりましたし、低ノイズ設計を謳うWSmartHubはDELAのようなパソコン周辺機器を由来とする機器と比較して、ノイズ量はかなり少ないのでしょう。
一方LAN経由で入ってくるノイズに対しては、それなりにノイズフィルタも効くようなので、ネットワーク環境からの影響は受けやすいのかもしれません。パソコンからのノイズが気になる場合には、私のように光メディアコンバータなどで隔離するのは難しいでしょうから、LANターミネータRLT-1やLANノイズフィルタやLANアイソレータなどで、隔離するのも良いでしょう。
WSmartHubは専用設計を謳っているだけあって、価格は高いですが簡単に低ノイズな環境が手に入るので、いい機種だと思います。個人的にはUSBを外して、LANに特化した設計にして欲しいですが。
今回、AudioQuest Ethernet Diamondと共にWSmartHubをテストできたおかげで、懸念していたAudioQuestのLANケーブルへの疑念が払拭できましたし、ネットワークオーディオ用のスイッチングハブがどのくらいのレベルなのか、また自分のネットワークオーディオ環境が相対的にどのくらいのレベルにあるのか測ることができました。
AudioQuest Ethernet Diamondと共にWSmartHubを快く貸していただいたNyansさんには感謝申し上げます。ありがとうございました。
Her-
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