ライブのようなステージ感
このセッティングの特長は、それぞれのユニットを試聴した時とは違い、壁や天井には設置をしていない点が大きく異なり、すべてスピーカーに直接貼り付けているんですよね。
HFT Speaker Kitを使った場合は、スピーカーの奥へと音場が広がり、奥へ音が吸い込まれるような感覚と、広い会場で聞いているような上方へ広がる解放感があり、ライブのステージのような音場感覚が得られます。
上方への音の解放感はスピーカーの上に置いたHFT Xの効果と思われ、スピーカーの両サイドに設置されたHFT 2.0とともに、楽器ごとのセパレーションの良さや、音場の展開を上左右へと拡大して広い空間を演出しています。
奥行き感はトゥイーターの下のHFT Xやウーファーの下のHFT Standardに加えて、リアバスレフ下に設置されているHFT Standardの影響かと思います。この吸い込まれるような奥行き感はHFTシリーズの大きな特徴ですね。
うまく組み合わせてそれぞれの特長を生かす
それぞれのユニットを個別にセッティングした時には、ところどころに音の穴のようなものを感じることがありましたが、複数のユニットを組み合わせていくとその違和感は薄れますね。3種類を使った複合的な効果に加えて、壁に貼り付けないことも大きな要因かもしれません。
ここまでHFT Standard、HFT 2.0、HFT X、HFT Wide Angelの4種類をそれぞれマニュアルに沿ってセッティングした場合と、3種類を組み合わせたHFT Speaker Kitをセッティングした場合の6パターンを試聴してきましたが、個人的にはHFT Speaker Kitなら、それぞれの特長をうまく生かして広がりとライブ感のあるステージを演出してくれるのではないかと思います。HFTの試聴はこれにておしまい。
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