Auto negotiation機能は触らない
スイッチングハブなどでもAuto negotiationを手動で変更して、接続障害などのトラブルになる人もいると思いますが、ネットワークの知識がない人がAuto negotiation機能をOFFにすることはお勧めできません。
Auto negotiationをONにしている機器とOFFにしている機器を接続すると、接続エラーが生じて接続できなくなる恐れがありますし、音切れやエラーの多発による機器への負担増など音に悪影響を及ぼします。
100BASE-Tの方がクリア
標準状態である「1000BASE-T」の設定で聴いている時よりも、「100BASE-T」に設定している方が一言で言って音がクリアに感じられます。音のセパレーションが改善して解像度が高く、基音へ音が凝縮して音のピントが合います。
高低のバランスに関しては、高音が張っている感じはあまり変化はありませんが、低音のよりスピード感も出てきて、「1000BASE-T」の時は重たくもたついて感じられてしまいます。この傾向はMinim Serverを止めて、Roon Server単独の動作にするとさらに強まります。
音楽再生に100Mbpsで十分
動画配信で4K画質の動画を配信しているサービスを見ると、U-NEXTは15Mbps程度、Netflixは25Mbps程度といわれており、無線LANでも普通に視聴可能ですし、有線LANでも100Mbpsの通信速度があれば十分視聴できる速度です。
例えば我が家で使っている4K/HDRテレビSONY BRAVIA KJ-75Z9DはLAN端子には「100BASE-TX/10BASE-T」対応品が搭載されています。100Mbpsで十分ということでコストを抑えていると思われます。
ストリーミング配信による音楽ファイルの配信については、CD音質のFLACファイルでも1Mbps程度で通信が可能ですから、一昔前の無線LANでも余裕で配信可能な速度ですし、携帯電話の電波でも配信可能な速度です。
音楽ファイルをコピーしたり、バックアップを取ったりする場合には、100Mbpsより1G(=1000M)bpsの速度で行う方が圧倒的に速くデータをコピーすることができますが、再生する際には1Gbpsの高速な通信は必要ありません。
ネットワークの通信では、高速なデータ転送を行うためにはより高い周波数で信号のやり取りする必要があります。個人的には必要がないなら100Mbpsの速度で動作する方が高周波ノイズは減らせると考えています。
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