2024/10/19不定期ですが更新を再開します

ウェルフロートボードのフルコンメカへの交換手順@Nyans邸2度目の訪問~番外編

B&W

先日オフ会で見せていただいたCENYA邸のギミックと基本的には変わりません。

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急転直下のCENYA邸訪問~魔改造システムと著名エンジニアかないまる氏の影~
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しかし、いくら4本のワイヤーで均等に吊っていても、不安定であることは変わりなく、重量のあるスピーカーが大きな音を出せば、スピーカーユニットから出た音の反作用でスピーカーを揺らし、その揺れはボードに伝わり、吊り構造がその揺れを減衰することで揺れを抑え込むので建物の耐震構造そのものです。

ビルが大きな地震でゆらゆらと揺れているのを、映像としてみたことがある方も多いと思いますが、振動を減衰するために時間が必要になりますので、極端に言えば音が出ている間は常にゆらゆらと揺れているということになります。

我々がグラグラ揺れる足場で踏ん張るのが難しいように、揺れやすい構造の上では、スピーカーが音を出すときにもブレが生じることになります。この揺れが音を濁すからこそスピーカーの足元は強固な方がいいというのが一般的に言われているのでしょう。

この揺れやすさがウェルフロートボードのメリットであると同時に、デメリットにもなるわけです。

従来のメカとフルコンメカの差異

今回交換する最新のフルコンメカは、ウェルフロートボードの弱点である剛性の強化と低重心化を図ることが目的のようで、構造にその様子がよく表れています。

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ワイヤーを吊っているカンチレバーの下、三角形の枠の中に板が1枚追加されていますが、これの理由はハッキリわからないものの、過度な荷重がかかった時にカンチレバーが大きく下がりすぎて破損しないようにするパーツなのかなと…勝手に推測。

下の写真の左が従来のメカ、右がフルコンメカですが、まず高さが大きく異なっています。土台側を固定するネジ径が3mmから4mmに変更されたことによって、土台のナット側も太く、そして短くなっています。

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土台のナットが短くなったことで、上の板が載る大きな円盤の位置が数mm下がり、それを支えるワイヤー径は1mmから2mmと剛性を高めるために強化されていて、ワイヤーの長さも短くすることで、全体的に薄く低くすることで重心を下げ、揺れにくくなるように改良されています。

実際両手を上の棚に乗る円盤に乗せて、同時にグラグラと揺らしてみると、従来型メカはグラグラとゆれますが、フルコンメカはグググッと揺れるので、揺れる中に固定された感覚があり、力を入れないと揺れません。

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