システム主要機器
フロントスピーカー:TANNOY Kensington/GR×2
リアスピーカー: FOCAL DOME Pack2.0×2(スタンド付)
サラウンドスピーカー: FOCAL DOME Pack2.0×6
サブウーファー:VELODYNE Impact12
AVプリアンプ:Marantz AV8802A
パワーアンプ:ROTEL RB-1592SE(フロント用)
マルチチャンネルパワーアンプ:YAMAHA MX-A5000
ユニバーサルプレーヤー:PIONEER BDP-LX88
液晶テレビ:SHARP LC-60W7
その他グラフィックイコライザー「KLARK TEKNIK DN360」などを導入されていますが、AV機器は得てして複雑な構成になるため、どう接続されているのかまでは、私にはわかりません。
システムとしてはDolbyAtmosやDTS:Xへ対応した4.1.6chというシステムになるのかなと思います。写真は現在の姿と少し配置が異なる部分もあるようですが、許可をいただいて転載させていただきました。
システムの音の印象
DolbyAtmosやDTS:Xのデモ音源を最初に聞かせていただきました。フロントのスピーカーに比べるとその他のスピーカーは口径が小さいので、低音はフロントよりな印象を受けますが、重低音がシート後ろに設置されているため、重低音は下から響くように感じます。
私の部屋の4.1.2chに比べて、4.1.6chとプレゼンススピーカーの数が圧倒的に多いためか、音の動き、例えば前後へ動く音の軌跡がとてもダイナミックに感じられます。こういう動きの大きさを実際に聞いてしまうと、自分の部屋も4.1.4chや6.1.2chなどにスピーカーを増やしてみたいと考えてしまうのは困ったものです。(端子の空きがないので無理ですが…。)
その後、Takaさんの持参されたCDなど、2chを主体としたオーディオとしても聞かせていただきましたが、TANNOYのフロントスピーカーTANNOY Kensington/GRを中心としたシステムから出てきた音は、一言で言えば「豪快」な鳴りっぷりでした。
個人的にはTANNOYのスピーカーはもう少し低音がボワつくというか、ややレスポンスの遅い印象を持っていたのですが、F邸のスピーカーから出てくる音は、床が振動するほどの低音でありながら、低音の切れがよく、ドーンっとでた低音が嫌な振動を部屋に残さずにスーッと消えていくので、音が濁らずにブーミーな印象を与えません。そのため音の分離感もよい印象です。
フロントのバスレフを一部塞いであったり、部屋をカーテンで覆ったり、YAMAHAの調音パネルを機器の状態に応じて位置を変えたりしてうまく利用されていましたし、ウェルフロートリングで足元を浮かせ、ショックアブソーバーなどを使って、力強い音作りと不要な残響音の減衰に対して工夫されている印象を受けました。
Fさんのこだわりはご自身も打楽器を演奏されていた経験があることもあり、楽器をステージ上で聴くような直接音を主体とした再生を理想とされているようです。
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