我が家のネットワークオーディオ環境
前回の記事で、ネットワークオーディオを一般的な家庭に導入するのに必要となる機材と構成、そしてオーディオ的観点から考える課題などに触れました。
ようやく本題に入れますが、我が家のネットワークオーディオ環境はこの一般的な環境とどう違うのかまず図を見てみましょう。
一般家庭のネットワーク(おさらい)
前回の記事でも登場した通常のネットワークオーディオ環境は図のようなものです。
インターネットに接続するルータの配下にスイッチングハブが接続され、そのスイッチングハブにはネットワークオーディオプレーヤーやNAS、その他AV機器、無線LAN接続したタブレットパソコンを含むパソコンなどが接続されています。
つまり同じネットワーク上にAV機器とパソコン、ネットワークオーディオ用の機器が混在している状態です。
Myネットワークオーディオ用ネットワーク
現在のシアタールームのネットワークオーディオ環境は以下のような構成になっています。
図だけでは分かりにくいので、図の右上から右下までの機器の接続の流れに沿って、上流から順番に機器を書きます。
ルータ:NEC Aterm WR9500N
│(LANケーブル)
ルータ:YAMAHA RTX1100─無線LAN AP─コントローラ:iPad mini
│(LANケーブル)
光メディアコンバータ:SANWASUPPLY LAN-EC202C
│(光ファイバーケーブル)
光メディアコンバータ:SANWASUPPLY LAN-EC202C
│(LANケーブル)
スイッチングハブ:PLANEX FX-08mini
││└(LANケーブル)─プレーヤー:Marantz NA-11S1
│└(LANケーブル)─NAS:QNAP TS-119
└(LANケーブル)─NAS:IODATA RockDisk for audio
赤い字の部分が一般的なネットワークとは異なる部分ですが、一般的なネットワークよりも大分複雑になっているのが分かると思います。2台目のルータYAMAHA RTX1100で、以下の3つのネットワークを分割しています。
- 家庭用ネットワーク
- シアター機器用ネットワーク
- ネットワークオーディオ用ネットワーク
そしてネットワークオーディオ用ネットワークには、ネットワークオーディオプレーヤーと2台のNAS、そのコントロールに必要なタブレットパソコン1台しか接続されていません。
それぞれの機器について、何が一般的な家庭のネットワーク環境と異なるのか、詳細を説明していきます。
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