太さも価格もモンスター
今さらケーブルの構造などを詳しく見てもあまり意味はありませんが、当時まだ長尺のHDMIケーブルが少ない中で雑誌などでは絶賛されていたケーブルで、お目当てだった10mのケーブルは約10万円という値付けでした。
もう手元に残っていませんし、当時写真などは取る趣味もなかったので、写真がありませんが、2mのものはまだ残っています。一般的なHDMIケーブルはもちろん、高級といわれる部類のHDMIケーブルでもこのくらいコネクタがごつくて、ケーブルが太いものは数が少ないと思います。4重シールドと謡っていますがこの太さもうなづけます。
10mのものは外側のメッシュがないマットな質感のもので、確かAVACさんのオンラインショップから購入したと記憶していますが、ちょうど先日購入したSAEC HDMIケーブル SH-1010とケーブルの質感が似ていたと思います。
正直当時ケーブルに10万円などという金額を支払うつもりは全くなかったので、購入候補ではありませんでしたが、そのアウトレット品の価格が定価の半額ほどだったこともあって、思い切って購入してみたのです。
画質の印象
何かの視聴会などで使われたケーブルのようで、箱などの付属品はなく、コネクタには擦れ傷があり、非メッシュ加工だったケーブルの被覆には多少傷などがあり、アウトレットというよりは中古品といっていいものでした。
外観は多少傷んでいたものの使用に問題はなく、接続してみたら全体的にエッジの甘かった画調がピントが合ったような感覚と、少し驚くくらい明るくなったのよく覚えていますが、当時よりも肥えた今の感覚からすると、やや白飛びしていて、明るい部分の階調表現はベタっとしていて、雲の立体感などはあまりなかったかなとは思います。
当時はケーブルの性能自体には満足していましたが、上の写真の右下にかすかに見えている黒いケーブルがM1000 HDMIで、白いケーブルがOYAIDE TSUNAMI NIGOですが、このケーブルが床を這い回っているのが嫌で仕方なかったんです。
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