街灯か?蓄電池か?
出水電器のオーディオ専用電源工事をしたコンセントを比較した結果をまとめますと、以下のような傾向になります。
\ | 電圧 | 歪み率 | ノイズの値 |
---|---|---|---|
赤相(オーディオ専用) | 高(平均102.63V) | 高(平均1.82%THD) | 低(300mv前後) |
黒相(EO-01) | 低(平均101.92V) | 低(平均1.65%THD) | 高(850mv前後) |
黒相の電圧が平均的に低いのは、多分近隣に電圧を効果させるほどの消費電力の高い機器があり、22時から0時あたりに電圧が急激に落ちることがあるのは、電力消費の大きい機器が瞬間的に電力を使うのだろうと推測されますし、電圧が低いとノイズの値も高いのも相関関係がありそうで、何か消費電力の大きな機器がノイズをまき散らしているということなのかもしれません。
また、歪み率に関しては赤相黒相に関係なく、はっきり日付が変わるくらいから朝方までが一番歪みがひどいのがわかっています。夜に電気を使うものの代表としては街灯がありますが、街灯は夕方から点灯しますから、歪み率が急に悪くなる時間帯とは一致しません。
20時ころから悪化し始めて、0時から朝6時くらいまで歪み率が高止まりしているので、深夜帯に電気を集中的に使っているものがあるはずです。ちょっと思いつかないんですが、家庭用蓄電池を計測した経験からも蓄電池からのインバータノイズは結構高い数値が計測されますので、設置型の家庭用蓄電池の充電が一番可能性が高いのかなと…。
近所にはソーラーパネルがありませんし、昼間は歪み率も低く電気はきれいですが、近所に少し大きな電気設備が設置されている家もあったりするので、蓄電池に深夜の安い電気で充電をして昼間は放電をしながら節約をする仕組みなどが利用されているのかなと推測します。
これは主観になりますが、オーディオルームもシアタールームも工事前に比べると音に力強さがありるものの、電圧の高いオーディオルームの方が音に勢いがあり、ビンビン来る印象を受けています。もちろん機器の違いによるところもありますが、電圧が高い状態で維持されており、大きく降下することもないため、音の躍動感に貢献していると思われます。
できれば2台同時に計測したい
ここまでPowerPlayによる長期モニタリングとその結果の考察をしてきましたが、いまいち判然としないところもあり、まだ結果に満足できていません。同じ相のコンセントを2つ同時に観察できると、電圧の変動や歪み率の推移なども、もっとはっきりとした相関関係が見えるかもしれませんので、できればPowerPlayを使える機種をもう1台追加したいところですね。
該当する現行機種で一番廉価なのは、PS Audio DirectStream P12 Power Plantですが、ちょっと購入するのは厳しいなぁ。何か使えそうな機種はないだろうか?
Her-
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