試聴システム
試聴システムは以下のとおりです。
- スピーカー:DALI Helicon 800
- プリメインアンプ:DENON PMA-SX1
- ネットワークオーディオプレーヤー:LUMIN X1 -Black model-
- NAS:メルコシンクレッツ DELAモニター評価機
電源はPMA-SX1とX1はアイソレーション・トランス中村製作所 NSIT-200Qから取り、DELAは別の電源タップAcoustic Revive RTP-4 absoluteから取っています。
響きに似て華やか
音全体に言えることですが、静寂感が高く、一音一音のセパレーションが高いこと、音の立体感が増し輪郭の彫が深くなり主張が強くなるので浮かび上がるように感じます。NCFを使っていて感じる共通的な傾向があります。
105-D NCFとの比較をすると、105.1 NCFは高音はやや華やかな印象があり、奥へと消えていく涼やかな余韻が心地よく、中音域にやや厚みが感じられる。女性ボーカルを聞いたときに、吐息の質感が湿り気が増して、艶めかしさや色気が増す印象です。
低音の質感に違いが大きい、重いが膨らまず、共振を起こして壁や床が振動している雰囲気はないので、何となくタイトなイメージを抱くが、低音が出てきた時の空気の動きが大きく、ドラム系の音に圧迫感が感じられます。
響きは音に影響を与える
105.1 NCFは基本的に105-D NCFと同じ素材で作られていることもあり、購入当初は音の違いがあると思っていなかったのでスペアのつもりで購入しましたが、前回の記事で、動画を公開した通り、実際に105-D NCF、105.1 NCF、106-D NCFをドライバーの持ち手部分で叩いてみると響きの傾向が異なりました。
106-D NCFは金属的な響きがあり傾向は全く異なり、105-D NCFと105.1 NCFは傾向は似たプラスチック的な響きですが、105.1 NCFの方が響きが明るい傾向がみられました。その傾向の違いがやはり今回の試聴でも表れているようです。
こうして3者を比較してみると、響きが少なくて華やかな高音になる106-D NCF、静けさの中に音が浮かびあがるような105-D NCF、それに華やかさや潤いを与えた105.1 NCFという感じで、私の好みは105.1 NCFが一番近いですね。しばらくこのままにして様子を見てみたいと思います。
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