取り回しの問題
個人的な体験として、HDMIケーブルの形状で映像や音声にも特性の違いがあるという感想を持っています。平(きしめん)型HDMIケーブルの方が映像が鮮明で、丸型HDMIケーブルの方が音声に厚みがでる傾向があると感じているため、例えばPioneer UDP-LX800で言えば、映像は平型のPAVA-R01(1.0m)、音声用にはDLC-9150ESを使っているわけです。
しかし、平型のHDMIケーブルはその形状から、縦に曲げるのは比較的容易でも、横へ曲げるのが苦手で、高価なケーブルになるほどシールドの影響からケーブルが硬くなるため、曲げにくさが増していく傾向にあります。特にPAVA-R01(1.0m)は平型ケーブルの中でもかなり硬い方です。
KJ-75Z9Dまでの直線距離が短いUDP-LX800は1mあれば十分に届きますが、テレビへの接続をする際にケーブルをひねる必要があり、ケーブルに力がかかるので、UDP-LX800側の端子が抜けてしまうことが良くあります。そのためインシュレータで端子に負担がかからないようにサポートしているわけです。
一方直線距離にしてわずかに遠いAV8802Aは、ほとんどの機器の映像をKJ-75Z9Dに送信することから、4K対応を正式に謳っているLUX-HD200を使っています。
遠い方が綺麗に接続できる?
光ファイバーHDMIケーブルの異常を切り分けている際に、PAVA-R01(1.0m)でもケーブル長に不足がなく、しかも端子への力のかかり方もUDP-LX800で使っているときより自然に接続できることがわかってしまったのです。
距離は遠いのに綺麗に接続できるなんていうのも平型のHDMIケーブルならではの現象ですね。
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