難所
フロントに向かって右側に設置するコンセント(下図手前)に関しては、配線も難しくはありません。今回最も難易度の高いと思われたのが、EO-01からリアにあるプロジェクタ向けと、オーディオルーム向けの配線をする作業です。2011年に電源工事をした際に開けた点検口がプロジェクタ用コンセントのすぐ横にあるのでこれを使います。
これらのケーブルはシアタールームのフロントに設置されるEO-01から天井裏を通って配線されることになりますが、切妻天井の天井裏というのはすぐ上に屋根があるため、天井裏のスペースが非常に狭く、特に屋根の頂点に当たる部分が難所です。
写真のように一番高い所で140度くらいの角度で曲がり、その上のわずかな隙間に太い電源ケーブルを複数配線する必要があります。狭い上にアールもきついので太いケーブルは通りませんし、すでにプロジェクタ用の映像ケーブルの配管もあるのであまり数を増やすことも難しい状況です。
撤去する電源ケーブルをガイドに使うことで時間短縮
今回プロジェクタ向けのコンセントの位置は、すでに設置されていたコンセントの位置にそのまま設置することにしたので、オヤイデ EE/F-S 2.0というPCOCC-A導体を使った内部配線ケーブルは使わなくなります。
すでにエアコン用に安全ブレーカーが不足したことで、分電盤とは切り離された状態で放置されていましたが、このケーブルはちょうど1階からEO-01近くを経由して、屋根裏を縦断する形で敷設されているケーブルだったため、このケーブルを1階から引き抜きつつガイドとして使うことになりました。
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