20年前の作品の画質
内容は私も一度見ているので大体把握していますが、細かいところはやっぱり忘れてしまっていて、20年も前の作品ともなると、やはり映像にはキレがありません。CGも今のものと比べると幼稚に見えてしまうのも仕方ありませんが、HDRと色域の拡大の恩恵は多少ありますが、古い作品だなぁと思ってしまいます。見比べなければBlu-rayをプレーヤーで4Kアップコンバートした映像でもいい気はしますが、比べれば鮮やかに見えるんでしょうね。
2作品視聴して感じるDTS:XとDolbyAtmosの違い
この作品はDTS:Xで収録されている作品で、私の環境でDTS:Xが再生されるのは、前回視聴したボーン・レガシーに続いて2作目です。
最近発売される4K Urtra HD Blu-rayソフトではDolby Atmosで収録されていることが多いので、Dolby Atmosの再生音には耳がなじんだ感がありますが、2作品連続で視聴したDTS:Xの音声には、その耳慣れた音とは違った傾向を感じます。
ボーン・レガシー、インデペンデンス・デイはどちらも銃火器が登場する爆発シーンなどが多い作品ですが、DTS:XはDolby Atmosに比べて同じ音量でも音に厚みがあるので、爆発シーンなどはDTS:Xの方が迫力があります。
インデペンデンス・デイでは頭上を宇宙船が重低音を響かせて通過するシーンなどが多いので、部屋全体が重低音で包まれる感覚はDolby Atmosではあまり感じられない気がします。
Dolby AtmosはDTS:Xに比べると音場が広く感じられ、例えば夜の森の静けさや、緊迫したシーンなどは、音場の広いDolby Atmosの方が、臨場感を感じられるような印象で、DTS:Xは音場が比較的狭く迫ってくるような音場なので、ドカドカとした戦闘モノはDTS:Xの方が好印象に感じます。
どちらもオブジェクトベースの音声なので、頭上を音に包まれるような感覚を得ることができますが、Dolby Atmosの音響はサラッと包むのに対し、DTS:Xは圧迫感を感じる包み方で、先ほどの音場の話とも共通しますが、DTS:Xの方が戦闘機などが頭上を通過するときはダイナミックで迫力がありますし、優しく包むDolby Atmosは自然の中の環境音などの空間作りには音場の広さが生きます。
同じ作品で比べることができないで、作品の傾向も付加した上での評価ですし、あくまで私の環境での話なので、他の環境ではまた違った傾向を感じることもあるかもしれませんが、私の環境では、以上のような印象の違いを感じることができました。
Dolby Atmosと比べてまだまだDTS:X収録作品は少ないですが、4K UrtraHD Blu-rayソフトではDTS-HD Master Audioではやや迫力に劣る感があるので、もっと積極的にDTS:X収録作品を増やしていって欲しいと思います。
Her-
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コメント
こんにちは、以前コメントさせていただいた者です。
最近我が家もサウンドバーをNT5+HG1のサラウンドから、アトモス/DTS:X対応のZ9F+Z9Rのサラウンドに入れ替えました。念願のアトモス/DTS:X対応SPですが、アトモスは頭上からの音響も感じますが全体的なパワー感と迫力がベースのドルビーTRUE/HDに比べ格段に違いますね。そしてDTS:Xはその上をいっており、まだまだ収録作品が少ないですが「スノーホワイト氷の大国/UHDBD」と「ワイルドスピード8/BD」を観たところ、前方左右上からの音響が感じられ、まさにスピーカーが二つ増えたような臨場感に包み込まれます!
最近UHDBDは殆どがアトモス収録ですが、DTS:X作品はまだまだ少ないのが残念です。
あゆっちさん、コメントありがとうございます。
DolbyAtmosに比べて、DTS:Xは収録作品も知名度も及ばないのが実情で、後れを取っている印象があります。
上方への音の追加によって、包み込まれ感が感じられるようになりますが、それぞれ少し傾向が違って面白いですね。