濃い味付け
ずいぶん昔のことのように思いますが、2016年10月にFさんをお招きして、初のオフ会を開き、その際興味のあったサンシャイン D-RENをお借りしてテストさせていただきました。
なぜD-RENに興味があったかというと、導入して数ヶ月経過していた4K UrtraHD Blu-rayプレーヤー Panasonic DMP-UB900が、物量の不足からかやや腰高のサウンドだったので、何とか低音不足を解消したいと思っていたのです。
D-REN購入は3組
結局、オフ会での感触が良かったこともあり、DMP-UB900の足に4個1組と、いろいろ遊ぶためにもう1組購入し、最終的には全部で3組12個を購入しています。
いろいろな機器に試し、1組は当初の予定通りDMP-UB900に使用し、もう1組をAVプリアンプMarantz AV8802Aに4個使用していましたが、低音過多に悩んで撤去、その後、マルチチャンネルパワーアンプDENON POA-A1HDに5個使い、その後POA-A1HDからも取り外しています。
アクセサリの難しさ
映像にしても音にしても、何かを変更すると変化しているように感じます。日々の気候の変化や、体調の変化、近所の電気の使い方など、変化の理由は様々ですが、自分の手が及ぶ範囲で考えたとき、アクセサリの影響は思いの外大きいものです。
アクセサリには、料理のトッピングと同じように、素材の味を邪魔しないもの、引き立てるもの、台無しにするもの、といろいろあります。副作用がない、無色透明と謡っても変化の方向性があり、純正ケーブルと比較したら変化しているわけですから、何かしらの特徴や個性(色や癖といってもいい)があるわけです。
金額の多寡に関わらず特徴や個性のないアクセサリなどなく、純正ケーブルであっても、あくまでメーカーがその純正ケーブルの個性を織り込み済みで調整したものに過ぎません。
料理にトッピングを誤ったり、トッピングを追加しすぎると、素材の味が分からなくなったり、素材の悪いところ出てきたりするように、2つ、3つとアクセサリを重ね掛けすることで、お互いの悪い所を引き出しあい、追加したアクセサリの効果が悪く感じられることさえありますし、それを改善しようとまたアクセサリを追加したり、悪循環にはまります。
私自身もアクセサリの悪循環にはハマることがありますが、電源ケーブルや信号ケーブルのような必須となるケーブルは別にして、何か違和感を覚えたときには、アクセサリを追加するのではなく、あらかじめ決めてある優先順位を決めて取り外してみるというのを忘れないようにしています。
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