2024/10/19不定期ですが更新を再開します

The CHORD Company Sarumコンプリートセットのレンタル(3)Sarum T XLR(1m)の試聴

Andante Largo

特徴

まずは、Sarum T XLRの特徴についてAndante Largoの公式HP(“https://www.andante-largo.com/”)から情報を引用させていただきましょう。


  • 一般的な絶縁材PTFEに替り、新素材Taylon®️(タイロン)を採用。一般的なケーブルは温度により位相の変位が発生します。特に18~20℃という一般的な室温では、ちょうど人間の声の帯域の位相が変位してしまいます。Taylon®️はこの問題を根底から解決する画期的な新素材で、音楽の要であるアクセントやリズム感に劇的な改善をもたらしました。
  • 同社独自の画期的な技術「アレイテクノロジー」の最上級バージョン、「スーパーアレイテクノロジー」を採用。
  • 線材は高品位な無酸素銅に、こだわりの銀メッキを採用。銀メッキは銅線の酸化による経年劣化を防止しています。またメッキの前後に鏡面ポリッシュを採用。これは表面のザラつきや太さを整え、表面付近を伝導する信号の流れをスムーズにすることで位相変異を抑えています。結果として音楽本来の艶やかさやタイミングを引き出し、音楽をより生き生きとしたものにしています。
  • 前述の銀メッキ施工には「ダイレクト プレーティング」を採用。一般的なメッキで必要とされる下地処理の素材が音質・画質の観点から好ましくないため、無酸素銅へ銀を直接メッキする特殊かつ高コストな方法です。伝送効率に優れる銅・銀がポテンシャルを最大限に発揮できる上、工程の中で銅の表面が整えられて前述のポリッシュ処理もさらに進めるという副次的効果も備えています。
  • ケーブル外部からのノイズ、特に高周波(通信回線等による電気的ノイズ)から信号を守るため、密度の高い編線シールドとヘビーゲージなラップホイルシールドを採用。
  • XLRプラグは、ノイトリック社製のボディにオリジナルのカバー ( グリップ部 ) を採用。同社のトピックである高周波対策の一環として、非磁性体素材から削り出しています。形状にも配慮しており、線材が圧縮されて抵抗が発生するのを防ぎつつ、適度にフィットさせています。端子部には銀メッキを採用。

スピーカーケーブルとは共通で、導体には無酸素銅に銀メッキ、絶縁体にTaylonが使用されており、スーパーアレイテクノロジーなどの独自技術が使われていますが、プラグはノイトリック社製のものを採用して、グリップ部にオリジナルカバーが使われ、高周波対策が施されているようですね。

交換

オーディオルームでXLRケーブルを使っているのは1箇所のみです。ネットワークオーディオプレーヤーLUMIN X1とプリメインアンプDENON PMA-SX1の間で、長らくAcoustic Revive XLR-absolute-FMを使っています。

オーディオ ネットワーク Andante Largo The CHORD Company Sarum T XLR Sarum T Speaker Cable - OhmicGroundARAY LUMIN X1 DENON PMA-SX1 Acoustic Revive XLR-absolute SPC-Reference TripleC

これはPC-TripleC/EXという5N銀と銅を鍛造製法により強固に一体化しつつ銀と銅双方の結晶構造を電流が流れる横方向に連続化させた導体を採用したハイエンドケーブルです。Sarum T XLRの倍近い価格ですから、レビューする際に考慮しなくてはいけないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました