Active HDMIケーブル
AudioQuestからActive方式のHDMIケーブル Active HDMI ForestとActive HDMI Cinnamonが発表されました。
引用すると以下のようになっています。
“アクティブ” HDMI ケーブルはかなり厄介な歴史を持っています 。AudioQuestがこれまでに提供していなかったいくつかの重要な理由はこれまで、「情報の欠落」または情報伝送が均等化されたケーブルであるからです。初期のアクティブHDMIケーブルの世代は、AQのパッシブHDMIケーブルと比較されました。初期のアクティブHDMIケーブルは周波数伝送で妥協のスペックでした。
最近では、内蔵のアクティブチップはサウンド的にはクリアなものですが、HDMI1.4と10.2Gbpsに制限されていましたし、信頼性の問題がありました。最後に、高性能、信頼性の向上、およびHDMI2.0と18Gbpsを転送できるようになりました。
audioquestのActive HDMIケーブル2モデルはHDMI2.0の4K+HDR仕様であり、ほとんどの接続機器と互換性が保証されます。(※相互機器のスペックにより受信状況が変わることがあります。)
15mまで18Gbps伝送が保証されていて、見た目がスリムなのはいいと思いますし、Active ICチップが入っていてこのサイズなのは十分小さいといえるでしょう。
公式発表で頭文字が大文字(AudioQuest)だったり、小文字(audioquest)だったりするのは、ちょっと情けない感じもしますが、突っ込みは置いておいて…。
なぜActvie方式に方針転換?
従来AudioQuestのケーブルではActive方式、つまりリピーターやデジタル信号の変換が発生するケーブルはなかったと思いますし、否定的だったと思いますが、それを採用したというのは、どういうことなのでしょうか?
先日AudioQuest Ethernet Diamondをテストした際にも書きましたが、私はAudioQuestのデジタルケーブルにはやや懐疑的です。私が高価なHDMIケーブルを初めて購入したのは以下の3本でした。
- Wireworld SSH5-2 1.0m
- SUPRA HDMI-HDMI 1.0m
- AudioQuest HDMI-3 2.0m
この時すでにAudioQuestのRCAケーブル(Jaguar)などを使っていて、その良さを知っていたのでHDMI-3には結構期待していて、フルHDの再生機として使っていたPanasonic DIGA DMR-BW200のケーブルとして使うために購入しました。
しかし、WireWorldのケーブルに比べてピントが甘く、価格が下のSUPRAのケーブルと比較しても映像には優位性が感じられないという印象で、それ以降高い周波数を扱うデジタルケーブルにはAudioQuestのケーブルを採用することはやめていました。
低価格なものでもパッシブなのに…
AudioQuestの従来のHDMIケーブルは18Gbps伝送は最大8mまでと紹介されていますし、ライバルであるWireWorldのSeries 7 HDMIケーブルでも、7mまでしか18Gbps伝送には対応していないので、長距離伝送は難しいのかもしれません。
しかし、このような高価格帯のHDMIケーブルではなくても18Gbpsの保証が謳われていて、実際に使用したユーザーも18Gbpsで接続できている実証結果が出ているケーブルにATS Directなどのケーブルがあります。
アナログのケーブルとして、RCA/XLRケーブルやスピーカーケーブルなどは、私も好きで今も使っていますが、やっぱりデジタル伝送を正確に伝えるというのは苦手なのかなぁ…。
Active方式であってもPassive方式であっても、長距離伝送が可能なケーブルの選択肢が増えるのはいいことですけどね。
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント