アースがないと濁る
しっくりこなかった電源ケーブルAcoustic Revive POWER REFERENCE-TripleCのプラグを交換中にアース線がないことが発覚し、ケーブルを返送してアース線を追加してもらいプラグをFURUTECH FI-50M NCF(R)/FI-50 NCF(R)に交換したものが届きました。

音に対してもやもやした違和感があったのは、アース線が接続されていなかったことが原因だと推定していましたが、さてどうなるでしょうか?
電源ケーブルの接続
前回の記事でも少し書きましたが、届いたPOWER REFERENCE-TripleC(3芯)4本とすでに手元にあったPOWER REFERENCE-TripleC(2芯)、オヤイデのプラグを使ったPOWER REFERENCE-TripleC(初期型)を使って以下のように配線しました。(変更箇所は赤字)
THE J-1 PROJECT JPCK2-15R+J1C15UL+POBK-1
│(POWER REFERENCE-TripleC(3芯)(2m))
CHIKUMA Complete-4 II
⇒ (POWER REFERENCE-TripleC(3芯)(1m)) ⇒ Marantz AV8802A
⇒ (POWER REFERENCE-TripleC FM(2芯)(1.1m)) ⇒ DENON DVD-A1XVA
⇒ (POWER REFERENCE-TripleC(初期型)(1.5m)) ⇒ Marantz NA-11S1
⇒ (POWER REFERENCE-TripleC(3芯)(1m)) ⇒ Panasonic DMP-UB900
OYAIDE R1 Belilium+WPC-Z
⇒ (POWER REFERENCE-TripleC(3芯)(1m)) ⇒ DENON POA-A1HD
パワーアンプ
最優先で接続するのは、アース線が必要なPOA-A1HDにPOWER REFERENCE-TripleC(3芯)(1m)を接続することです。。
プレーヤー
プラグを交換したばかりのPOWER REFERENCE-TripleC FM(2芯)(1.1m)をPOA-A1HDからDVD-A1XVAへ移します。
DMP-UB900にはPOWER REFERENCE-TripleC(3芯)(1m)を接続します。
POWER REFERENCE-TripleC(初期型)(1.5m)は従来どおり、NA-11S1に固定したままです。
AVプリアンプ
AV8802AにはPOWER REFERENCE-TripleC(3芯)(1m)を接続。AV8802A本体側にはアースピンがないので、アース線は接続されません。
電源タップ
届いた4本の内POWER REFERENCE-TripleC(3芯)(2m))を、THE J-1 PROJECT JPCK2-15R+J1C15UL+POBK-1 から接続されている電源タップComplete-4 IIに使用します。3芯を使うのはタップの電位を下げる目的もあります。
このタップにはパワーアンプ以外の以下の機器が接続されています。
- Marantz AV8802A
- DENON DVD-A1XVA
- Marantz NA-11S1
- Panasonic DMP-UB900
タップの電源ケーブルを交換することで、上記4台は影響を受けることになります。
以前は1本1本交換しながら視聴していきましたが、NCFのプラグの傾向もPOWER REFERENCE-TripleCの傾向もこれまでの経験でわかりましたし、今回は比較対象となるSTANDARD仕様がないこともあり、まとめて接続を変更してしまいます。
アースについて
タップComplete-4 IIとPOA-A1HDはコンセントから直接接続することでアースと接続されることになりますが、プレーヤーやAVプリアンプは本体側にアースピンが存在しないので、タップ経由でアースと接続することはなく、アースに接続される機器はPOA-A1HDのみとなります。
エージングをかけながら試聴してみることにしましょう。
試聴システムの概要
試聴システムは以下の通りです。
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
- フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- ネットワークオーディオプレーヤー:Marantz NA-11S1
試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
「image」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Sarah Brightman – Time To Say Goodbye」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Boyz II Men – Evolution」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Diana Krall – When I Look in Your Eyes」 ※FLAC 96kHz/24bit
これらの曲をネットワークオーディオプレーヤーMarantz NA-11S1にて再生します。
柔らかい響きが印象的
まずはずっと違和感を感じていた音から確認するために、NA-11S1でネットワークオーディオの再生から始めます。NA-11S1の電源ケーブルは従来から変わっていませんが、接続されているタップの根元は交換されているので、NA-11S1側も多少影響を受けていると思います。
接続直後の静けさ
まずエージングをかける前の接続直後、とても印象的だったのが、
「あれ?こんなに静かだったっけ?」
と思ったことでした。
もちろん交換前も普段からノイズ音がするわけではありません。十分静かだったと思いますし、ホワイトノイズのようなものを感じていたという認識はありませんが、雪の中にいるような静けさが漂っていたのは印象的でした。
音のバランスはエージング後の話で書きますが、接続してすぐに聞いた段階で、これまでもやもやと感じていた違和感はなくなっていることはすぐにわかりました。やはりアースが接続されていないことが、音が不安定になっていた違和感の原因だったようです。
音の輪郭はハッキリしていてスピード感があるのに、それを包むような柔らかい響きがあり、壁の存在感を感じない広い音場と、違和感が感じられていた中低音の響きが自然に拡がっているのは確認できました。
そして音のゆれが少ない定規で線を引いたようなピシッとした音が印象的です。電源の質が改善されてくると、こういう音のブレのなさのようなものが出てくるのはスイッチングハブをバッテリ駆動したときにも経験していますが、電源の供給が安定しているのでしょうね。
50時間を経過した後の音は…
それから10時間、30時間と時間を経るごとに音のバランスは変化していき、50時間を過ぎたくらいで音が安定したようです。
窓から差し込んだ蒼く輝く月光のスポットライトを浴びて浮き上がったボーカルや楽器たちは輪郭のハッキリした音に、優しい音の薄衣を幾重にも纏って広がり、四重奏が、五重奏、六重奏のように聞こえるかのように輪を描いて音が柔らかく壁の存在を忘れて広がっていきます。
チェロやベース、ドラムなどの音は、小気味の良いダンピングを効かせて、音場にボリュームを加え、男性の声には、自信と優しさにじみ出るようにふくよかにゆとりのある声、女性の声には、薄衣が幾重にも重なるような艶と囁くような広がりがあり。ピアノの高音やトライアングルのような金属音には、キラメキと柔らかな響きを伴ってが広がります。
明らかに全体的なボリュームが上がって聞こえる一方で、ボリュームを+10db、+20dbとあげていくと、音量に伴って迫力が増していく印象ですが、音の破綻が起こらずにスムーズに吹き上がっていくので、聞いている本人にうるさいという感覚がまったくありません。
問題解決
とりあえず、しっくりこなかった原因がアースであることが判明し、プラグの交換によって大きく音もグレードアップすることができました。あとは映像面の確認をして大きな問題がなければ、後は予算と相談して導入という流れになりそうです。
次回は映像面の確認として、DMP-UB900とPlaystation4 Proによる再生を確認してみた感想に続きます。

Her-
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