試聴曲
試聴は以下の曲。
「Diana Krall – When I Look In Your Eyes」
から「Let’s Fall In Love」
こちらはステレオのハイレゾ96KHz/24bitのFLACファイルです。
image(イマージュ)
こちらもCDをリッピングしたステレオのFLACファイル(44.1kHz/16bit)です。以下の3曲を試聴します。
- 03. リベルタンゴ / ヨーヨー・マ
- 13. 「風笛」― あすかのテーマ / 大島ミチル featuring 宮本文昭
- 16. 「情熱大陸」メインテーマ/ 葉加瀬太郎 with 小松亮太
その他よく聞く曲を片っ端から聞いていく感じで試聴します。
試聴した感想
プレーヤーのみケーブル変更
まずはプレーヤーNA-11S1だけケーブルをLAN-1.0PAからLAN-1.0 Triple-Cに変えた場合の音の変化について、すごく稚拙な表現で申し訳ないですが、「生っぽい」と表現するしかないかなと…。
下位モデルと共通しているのは静かで、音の立ち上がり、引きがとても早く、音が滑らかで柔らかいところですね。PC-Triple-Cの特徴なのでしょう。
高音の伸びやかさは素晴らしい。弦の音が太く、チェロが色っぽい。音の分離感がよく、楽器やコーラスはそれぞれの音、声がしっかりほぐれているにも関わらず、ハーモニーは一体になって心地よく、特筆すべきはボーカルの口元が動いている絵が頭に浮かび、ボーカルの声からもれる吐息が耳元で囁いているかのごとく聞こえるようで、あまり使いたくない言葉だけど、生っぽいというか、エモーショナルというか、聞いていて思わずぞっとしてしまい、軽く聞くつもりが聞き入ってしまいます。
NASのケーブルも変更
メインのNASであるIODATA RockDisk for audioのLANケーブルもLAN-1.0PAからLAN-1.0 Triple-Cに変えてみます。
音のキレがまた一段とよくなり、すっと立ちあがってすっと消えるのに、余韻の広がりはさらに豊かになります。静かですが音の密度がプレーヤーだけの時より増し、ダイナミックレンジが広がり、音の展開が左右だけではなく上下にも拡大し、天井が高く音が頭の上に覆いかぶさるように広がっていく印象で、体が音に包まれているような感覚になります。
いつもなら曲も途中で止めて次の曲へ飛ばしたりするんですが、1曲1曲聞き入ってしまって試聴に時間がかかること…。
変化が大きく分析が追いつかない
こうして言葉にするのがとても難しいのですが、下位モデルでも上位モデルでも、とにかく音の立ち上がりが気持ちよいくらいにスムーズに立ち上がるので、プレーヤーを買えたのかと思うほど、傾向がガラッと変わります。
どうしてそうなったのか、何の効果がこの音との何に反映された結果なのか、1つ1つの相関関係を理解するのが大変で、その変化には頭がついていかないような感覚があって、今回は試聴するのにとても疲れました。
R-AL1とLAN-1.0 Triple-Cの間には、兄弟モデルだけあって共通する傾向ももちろん見られますが、部屋全体を覆うような音の広がり、仔細な楽器の操作や口元の動きまで見えてしまいそうな繊細な描写は上位モデルならではの魅力です。
金額はR-AL1の2倍と決して安いとはいえませんし、コストパフォーマンスなら、下位モデルのR-AL1はとても高いと思いますが、予算が許すならLAN-1.0 Triple-Cを購入される方が、密度の高い時間が過ごせると思います。わが選択にに後悔なし。
さて、残るアイテムは2品あるので次回はLANターミネーターのレビューをお届けしたいと思います。
Her-
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