2024/10/19不定期ですが更新を再開します

仮想アースの比較試聴~ForceBarEPとRGC-24 TripleC-FM~

Acoustic Revive

試聴システムの概要

試聴するシステムの概要は以下の通りです。

ホームシアター オーディオ スイッチングハブ 仮想アース KOJO TECHNOLOGY ForcebarEP Acoustic Revive RGC-24 TripleC 比較 レビュー

  • AVプリアンプ:Marantz AV8802A
  • マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
  • フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
  • ネットワークオーディオプレーヤー:Marantz NA-11S1
  • スイッチングハブ:PLANEX FX-08mini
  • 光メディアコンバータ:アライドテレシス LMC102
  • NAS:DELAモニター評価機

ネットワーク機器では、スイッチングハブには仮想アースKOJO TECHNOLOGY ForcebarEPが接続されていて、スイッチングハブや光メディアコンバータの電力はACOUSTIC REVIVE バッテリリファレンス電源RBR-1からそれぞれ供給されています。

試聴曲

試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。

image ※FLAC 44.1kHz/16bit

Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit

Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit

 ホームシアター オーディオ スイッチングハブ 仮想アース KOJO TECHNOLOGY ForcebarEP Acoustic Revive RGC-24 TripleC 比較 レビュー  ホームシアター オーディオ スイッチングハブ 仮想アース KOJO TECHNOLOGY ForcebarEP Acoustic Revive RGC-24 TripleC 比較 レビュー

2つ目の仮想アースの使い道としてはDELAを想定していますが、これまでForcebarEPはスイッチングハブPlanex FX-08mini(Acoustic Reviveカスタム)に接続されていましたので、まずはそれを交換して2つの仮想アースの効果を比較してみることにします。

まずはスイッチングハブPlanex FX-08miniForceBarEPを接続した状態で音を聞き、一度ForceBarEPを外してから、しばらく放置して、音が籠るようになるのを確認してからRGC-24 TripleC FMを接続して試聴することにします。

ホームシアター オーディオ スイッチングハブ 仮想アース KOJO TECHNOLOGY ForcebarEP Acoustic Revive RGC-24 TripleC 比較 レビュー

ForceBarEPのアースは、銅、真鍮(黄銅)、スチールという金属を使っているのに対して、RGC-24 TripleC FMは銅の器に天然鉱石のブレンドを敷き詰めた構造となっていて、アースの設計思想が少し異なるように思います。この思想の差がどういう音への影響となって現れるのかは楽しみです。

感想

ForceBarEPを使ってみた初めての印象は「Cool!」で鮮烈でしたが、それと比べて、RGC-24 TripleC FMはほどよい透明感はあるものの、キラキラした感じはなく、高音よりからバランスが整います。

ForceBarEPのような鮮烈な印象はありませんが、音がまろやかで、余韻がゆったりと落ち着いていてよく伸びます。女性の声にかさついたところがなく、ギターの音にも胴鳴りしている様子がよく出てきます。

ForceBarEPがシャキッとクールな透明感にたいして、RGC-24 TripleC FMは大人の余裕というか、しっとりしているというか、リアルなアースの完成度が高いお宅では、変化が地味に感じるかもしれませんね。

どちらに色があるかといえばForceBarEPです。ForceBarEPは装着すると明瞭でクールな音調になる効果があり、価格も安いのでコストパフォーマンスに優れますが、ナチュラルな音調のものを求めるのであれば、RGC-24 TripleC FMの方が適していると思います。

唯一RGC-24 TripleC FMの改善して欲しい点は、仮想アースから端子が簡単に抜けてしまう点です。少し機器を動かしたりすると、ケーブルが一定の形で固定されているため、仮想アースからアースケーブルが外れてしまうことが度々ありました。もっとしっかり固定される端子だと嬉しいですね。※コレクトチャック方式でしっかり固定できました。

DELAを導入して以来ずっと悩んでいた音の硬さがほぼ解消されました。こんなところに原因があると思っていなかったので、少しショックを覚えます。試しにForceBarEPを直接DELAに接続してみようかと考えていましたが、音の硬さが取れた今、接続するか悩んでいます。

Her-
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コメント

  1. おいけ より:

    Herさん、こんばんは。

    大変ご無沙汰しております(°▽°)
    が、記事はちゃんと読ませて頂いておりますよ〜。

    やはりネットワークオーディオのネックはグランドの不安定さなんですね。つくづくそう感じてしまいました。
    かく言う私もアースで頭悩ます日々ゆえ思わずコメしてしまいました。

    グランドで悩んだら一度セパレートしてみると見えやすくなると実感してます。
    簡単に言うとシールドを切るだけですが。
    おそらくアコリバLANはSTPだと思いますので、どちらかの端子に薄手の絶縁テープ巻くだけの話です。
    ケーブルなのか、機器単体なのか、全体の流れなのか?見極めが1番難しい所です。

    拙宅の自作仮装アースは銅板と炭と鉱石のハイブリッドだったりします。金属と炭だけの物より潤いが感じる?と思って使ってます。

    • Hermitage Hermitage より:

      おいけさん、コメントありがとうございます。
      おっしゃるとおりSTPをどこかで切れば、切り分けはできますね。
      ネットワーク、とくにSTPのアースの問題はなかなか難しいです。

      仮想アースの素材によってこれだけ傾向が変わるのにもチョット驚きましたし、DELAの音の原因がこれだったと言うのがわかったのも予想外でした。

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