必要とする用途と音のバランス
10年かけて今のホームシアターの姿になりましたが、音量も帯域バランスもその時代の利用用途によって大きく変わっています。
最初は買ったままの姿で調音など考えることなく使っていましたが、最初は全く関心のなかった高級ケーブルや電源、AVアクセサリの追加によって音が変わることを認識してからは、まず気になったのは床鳴りでした。
長時間使うには低音は疲れる
部屋の外へ出て他の部屋に行くと結構な重低音が響き渡っていることを認識すると、家族の迷惑にならないようにと重低音を抑えていく対策をするようになっていきます。そして、そこにPlaystation3というゲーム機の登場で、映画のようなゲームの楽しみ方を覚え、長時間ゲームをプレイするようになり、疲労軽減のためにさらに低音を押さえ込んでセッティングしていくようになります。
しかし、この低音を抑えたサラウンドは友人たちの評判もあまりよくなく、迫力不足であることは明白でした。それでも使うのは私自身ですから、そのセッティングを大きく変えることはありませんでしたが、2014~2015年頃になると4Kテレビの登場によって、私自身の用途や志向も変化し始めます。
利用用途の変化に応じてバランスも変化
4Kの映像の迫力は圧倒的でしたし、具体的に4Kテレビの導入を考え始めると、その迫力に今のサラウンドでは負けてしまうような感覚を覚えました。そしてこれまでよりも映画にウェートを置いて、少しずつ低音を出して行こうと考えるようになります。
振動を抑えるアクセサリで音を締めていたセッティングから、それらのアクセサリを少しずつはずしていったところ、ある程度のところまでは出るようになりましたが、まだ不足感は否めませんでした。
そこに登場したのが、D-RENでした。
Fさんの日記に「興味はあって試してみたいけど…」とコメントすると、じゃあ試聴してみませんか?」とオフ会の打診があり、聞かせていただくことになりました。試聴してすぐに導入に踏み切りましたが、D-REN単体の効果では帯域のバランスが崩れて低音強調型になってしまいました。
この状態で2回目のオフ会を行うことになってしまい、中域が抜けていることを指摘されましたが、まさにそのとおりで、バランスが取れていない状況でした。
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