嬉しい誤算
2025年12月にPS Audioの電源レギュレーターPower Plantシリーズのデータを蓄積観測できるPowerPlayのWEBサイトがリニューアルされました。

WEBサイトの機能が充実した反面、一部の機能が失われていてデータがダウンロードできなくなっていることについては私も困っているところです。ダウンロードできる方法が見つかればいいのですが。
より古い機器も対応範囲に入ったみたい
出水電器のオーディオ専用電源工事後に電源環境の観測を行う目的で、PS Audio Power Plant 3をオーディオルームとシアタールームに導入しましたが、その過程でもう1台、PS Audio PowerPlay IPC-9000を導入していました。
導入した当時はPowerPlayには古い機種が対応できないということで切り捨てられていたので、仕方なくシアタールームのノイズフィルタ電源タップ代わりに使い、ゲーム機やレコーダー、ネットワーク機器などの電子機器への電力供給に使っています。
最近になってランプの表示が一部消えたりする謎の症状が出ていて、老朽化の心配もあったのでそろそろ入れ替えようかと思っていたのですが…。

突如PowerPlay上に出現したIPC-9000
サイトのリニューアルが終わって、Power Plant 3のデータが取得できるようになったので一安心だったのですが、データのダウンロードボタンがないか探していたところ、数日経っていつの間にか新しい機器が追加されていることに気づきました。
まさかIPC-9000でもデータをとれるようになったのか?
ステータス画面を覗くと
恐る恐るIPC-9000のダッシュボードへアクセスしてみると、過去を遡って古いデータまで取得できるようになっています。残っているデータでは90日前までですが、今までもPowerPlay上では表示できなかっただけでデータの送信は行われていたんですね。
THD%を見ると、だいたい1.5%を少し超えるくらいの値です。IPC-9000は雷サージやノイズフィルターを搭載しているだけでレギュレーターではないので、入力の値しか計測対象がないのがPower Plant 3のデータとの違いです。
このコンセントは、出水電器オーディオ専用電源分電盤EO-01から分岐して数10センチ離れたところにあるコンセントですが、同じシアタールームの出水電器オーディオ専用電源分電盤EO-01に直結していたPower Plant 3と比較すると0.5%程度入力時の歪み率が大きいですね。
電圧については100~102V程度で安定しています。こちらも出力の値はありません。
消費電力については、常時ゲーム機やレコーダーなどが動作しているので変動がありますが、ゲーム機(Playstation5)を動作させる午後の時間帯は30W弱くらいの電力を消費しているようです。こちらは温度の計測はされていないようでデータがありませんでした。
シンプルだが欲しいデータは取れている
Power Plant 3のデータと比べるとトランスを搭載していない分取得できるデータはシンプルですが、私がPS Audioの機器を導入しているのは入力側のデータを取得するためですから、機能としてはIPC-9000でも十分といえます。
Power Plantシリーズのようなクリーン電源や、HONDA LiB-AID E500 for Musicのような蓄電池にしてもリジェネレーター機能を搭載している機器はどうしても大きなノイズを放出します。
ノイズや歪みの大きい一般家庭電源ではクリーン電源や蓄電池のメリットはデメリットを大きく凌駕すると思いますが、オーディオ専用電源のある環境では、メリットとデメリットのバランスが悪くなるので、機器への電力供給には使っていません。そういう意味ではIPC-9000の方が機能がシンプルな分どの環境でも扱いやすいんですよね。
老朽化で処分しようと考えていたIPC-9000が思わぬ復活を遂げて、逆に処分できなくなってしまいました。また古い機種がいつ対応外にされるかわからないので、安心はできませんが、もし状態の良いIPC-9000が手に入るなら追加するのもありかなと思います。
Her-
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