シンメトリーに配置するために
2016年2月にAVプリアンプDENON AVP-A1HDの故障に伴って、新しくMarantz AV8802Aを購入しました。その際、シアタールームをオブジェクトオーディオ(Dolby AtmosやDTS:X)に対応させるために、天井埋め込みスピーカーであるSpeakerCraft Profile AIM5 Threeを、自分で天井に穴を開けて設置したことがあります。
結構面倒な計測作業
このときは、スピーカーのサイズにあった紙を印刷して天井に貼り付け、左右に糸を張って墨出しの代わりとし、スピーカーの設置位置をできるだけ左右対称になるようにと、工夫をしつつ作業を行いました。天井は首や腕を上げて作業することが多いので、非常に疲れるんです。
実際には天井に張り巡らされている中柱の位置が左右対称ではなく、どうしてもスピーカーの設置位置に干渉してしまうため、完全に左右対称にはできていません。
このとき手元にあったらなぁと思ったのがレーザー墨出し器です。
レーザー墨出し器とシアタールーム
シアタールームのスピーカー設置の際に中心となるリスニングポイントから、スピーカーの位置を左右均等だけでなく、高さ方向まできれいに配置するためのガイドが必要です。
通常それをやるためには私が以前試したように壁からの距離などをマーキングして、糸を張ったりしつつ行いますが、プロジェクタで画像を投影するように、数本のレーザー光を壁面・天井・床面に照射し、水平、直角などの基準となる線を出すレーザー墨出し器なるものがあります。
本来は建築現場などで使われるもので、本場の計測器は高価なものですが、一般的なユーザーにも手に届く価格のものも販売されています。表示する線の数に比例して高価になっていくようですが、レーザー墨出し器をホームシアター環境に応用している例も目にします。
安価で簡易なものとしては、ただ水平基準を出すためのシンプルなものや縦横照射の2本のレーザーを使うものがありますが、前述のとおりシアタールームでの作業では高さ方向の基準も欲しい場合がありますので、縦横天井直角照射のものが欲しいなと思っていました。
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