もう1つのパターンは付属のテレビのスタンドに装着して横型ラックの上に置くシンプルな方法です。ラックの候補はパワーアンプの厚みがあるので候補が絞られ、最有力は3列2段ラックTAOC MSR-3W-DGになります。
ではその場合のラックを考えてみると横型ラックの上に乗せた場合はこんな感じになります。
TAOC MSR-3W-DGとKJ-75Z9Dの幅はほぼ同じなので非常に収まりがよく見えますね。
AVプリアンプMarantz AV8802AとパワーアンプDENON POA-A1HDの組み合わせについては、前回記事に書いたとおり、間を接続するXLRケーブルのケーブル長(0.5m)の都合で縦に並べておくしかありません。
各機器のサイズを見てみます。
- KJ-75Z9D:W1684mm×H1047mm xD278mm ※スタンド装着時
- AV8802A:W440xH185xD389mm
- POA-A1HD:W434×H281×D530mm
KJ-75Z9Dのスタンドはつけていないときの高さが973mmなので、KJ-75Z9Dのフレームは接地面から74mm浮いていることになります。
POA-A1HDの高さは281mm、AV8802Aの高さは185mmなので、廃熱を考えると50mm以上上部に余裕を持つ必要があり、TAOCのラックで3段の場合、下の段は350mm、上の段は250mmの支柱を使うことになり、足、棚の厚みなどを考えるとラックの高さは701mmとなります。
この3列2段の場合、棚の設置有効台数は天板の上を含めると9台となりますが、テレビのフレームとぶつかるので、実質的には大型の機器は6台となります。
しかし、ラックには以下の機器を収める必要があります。
レギュラーサイズ(幅430mm以上)の機器
一般的なオーディオ機器のサイズである幅430mm以上の機器は以下の7台となります。
- Marantz AV8802A
- DENON POA-A1HD
- Panasonic DMP-UB900
- DENON DVD-A1XVA
- Marantz NA-11S1
- Panasonic DIGA DMR-BZT9000
- Panasonic DIGA DMR-BW970
この時点でラックの有効棚数6台を超えています。重ね置きする必要が出てきますね。
小型サイズの機器
レギュラーサイズより小さな機器で現在設置されている機器は以下の10台です。
- Playstation4 Pro
- Playstation3
- EL SOUND 汎用アナログ電源(NAS用)
- EL SOUND 汎用アナログ電源(NAS用)
- ACOUSTIC REVIVE バッテリリファレンス電源RBR-1
- PLANEX FX-08mini
- Allied-telesis CentreCOM GS908XL
- USBHDD×3台
アナログ電源3台やネットワーク機器を置くのはかなり混雑しそうです。以下のように重ね置きなどをして配置をシミュレートしてみるとこうなります。
NA-11S1の上の棚にDMP-UB900(68mm)を置けるとして、NA-11S1とNASやスイッチングハブの距離を近くしなくてはいけないことを考えると、ネットワーク機器を置くスペースを確保するのが難しいかもしれません。
右側のゲーム機の上にDMP-UB900を持っていくこともできますが、余裕がなくこれ以上機器を増設するのは難しい印象です。全体的に見た目はスカスカした感じですが、棚数には余裕はなく試聴のことなどを考えても仮設置することも出来ませんので、もう少し棚数に余裕が欲しいところです。
そして、TAOC MSR-3W-DGというラックの10万円弱価格を考えると、少々出費が痛いというのがあります。
コメント