PowerPlayでオーディオ専用電源の観測
2021年2月に出水電器のオーディオ専用電源工事を行った後、一般家庭用分電盤から給電されるコンセントとの比較のため、2台のPS Audio PerfectWave Power Plant 3を調達しました。その後シアタールームとオーディオルームの各部屋にそれぞれ設置したまま長期間のモニタリングを行っています。
他にもレギュレーターとして利用できる機種は他のメーカーにもありますが、データの取得や保存ができるのはPS Audioしかないので、オーディオ専用電源の管理観測を行いたい私としてはこの機能は唯一無二の機能で助かっています。
2025年12月突然データにアクセスできなくなった
保存できるデータには3か月程度の制限があるので、定期的にデータの保存を行っています。しかし2025年12月に入ってからデータの保存をしようとアクセスしたところ、PowerPlayに登録してあった各機器のデータにアクセスできなくなりました。
2023年3月にも突然アクセスできなくなり、アカウントが消えたような状態になったことがあったのですが、今回はちょっと様子が違っています。以前と同様にサポートへ連絡をしてみると、返信があるまで数日かかりましたが、どうやらサイトをリニューアルしているようです。
より扱いやすくなったGUI
以前はシンプルな見た目でした。
リニューアルされた画面は少しカラフルになり、いろいろな情報が見やすくなっています。以前は以下の3つのステータスが、それぞれ縦に並んで表示されていました
- THD%(Output: Total Harmonic Distortion)
- Voltage(Output: Voltage Regulation)
- Power(Output: Power & Temperature)
それが1つにまとまってタブによって切り替えができるようになっています。
THD%は入力値が1%を少し超えていますが良好な値です。出力はさらに抑えられて0.5%以下になっています。
電圧は入力値は100Vを超えていて上下動も少なく安定していますが、出力値はさらに平坦化されて100Vでぴったり安定しています。
電力消費については、機器を接続していないので変動がありません。温度は気温に応じて変化しているのがわかりますね。
オーディオ専用電源の安定性の高さもよくわかります。レギュレーターはノイズを出すので、一長一短ではありますが、レギュレーターを使うことで得られる電圧やゆがみ率の変動の少なさも数値で観測できて安心感があります。
コントロールパネルも一括管理
各機器の詳細なセッティングはIPアドレスをWEBブラウザに入力して、機器のコントロールパネルにアクセスして行う必要がありました。
それがPowerPlay上からアクセスできるようになっています。今までコントロールパネルにはなかった機能も追加されています。
- Master Power OFF/ON
- Waveform:Sine/MultiWave
- Regulation Mode:High Regulation/Low Distortion
- Display Brightness:Bright/Midium/Dim/Auto(Fast)/Auto(Slow)
追加された機能については古い機種では機能しないと思いますが、いちいちブラウザから機器にアクセスしなくても設定変更できるようになったのは便利ですね。
反面失われた機能も…
より便利になったように見えますが、いくつか不満を感じる部分が2つあります。1つはコントロールパネルにアクセスするショートカットがなくなったことです。
以前はコントロールパネルはPowerPlay上から直接触ることができなかったので、機器から取得したローカルIPアドレスをPowerPlay上に表示して、Control欄から機器名をクリックするとコントロールパネルへアクセスできたのですが、それができなくなりました。PowerPlay上から変更できるので省略されたのも理解はできます。
もう1つはデータのダウンロードボタンがなくなったことです。上記の写真のように各機器のデータをダウンロードするショートカット(Download Data for the selected device)がありましたが、それが見当たりません。
サポートに問い合わせ中ですが、データは定期的に古いものから廃棄されていくので、ダウンロード機能がなかったら非常に困りますね。
Her-
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