分離前後のシャーシ電位の変化
2016年3月の計測結果
ネットワークを変更する以前の、ネットワークオーディオを聞いている状態における各機器のシャーシ電位は以下のような計測結果でした。
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A:2.1~2.2V
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD:3.0V
- ネットワークオーディオプレーヤ:Marantz NA-11S1:3.0V
- オーディオ用スイッチングハブ:Planex FX-08mini:2.1~2.2V(※バッテリ駆動)
- シアタールーム用スイッチングハブ:allied-telesis CentreCOM GS908XL::2.1~2.2V
- NAS:QNAP TS-119:2.1~2.2V(※アナログ電源)
以前はなぜか機器によってばらつきがありました。それぞれの機器の接続を切って、個別に原因を探れればよかったのですが、作業環境が狭くて簡単には計測できないので、その時はそのままにして原因は究明しませんでした。
デジタルテスタによる計測
- テスタを交流モードに合わせる
- 機器の電源を入れる
- 端子の片方を自分の手に接触させる
- もう一方の端子を機器のシャーシ(と接続されている個所)と接触させる
以上の手順で計測してみました。
※我が家は特別なアース工事はしていません、標準的な家庭のアースです。
ネットワーク分離後の計測結果
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A:2.9~3.0V
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD:2.9~3.0V
- ネットワークオーディオプレーヤ:Marantz NA-11S1:2.9~3.0V
- オーディオ用スイッチングハブ:Planex FX-08mini:2.9~3.0V(※バッテリ駆動)
- シアタールーム用スイッチングハブ:allied-telesis CentreCOM GS908XL::2.9~3.0V
- NAS:QNAP TS-119:2.9~3.0V(※アナログ電源)
全体として2.9~3.0Vで安定していました。以前より少し上がっている機器もありますが、以前のようにばらつきがないので、逆に疑問が残らない結果となって一安心?少なくともネットワークオーディオの音質の改善にシャーシ電位の変化はあまり関係なかったようです。
何か変更を加えたときには、定期的に計測しておくと、相関関係もわかるので面白いと思います。
Her-
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