レビュー(4)HDMI出力の音声出力の実力をみる
最後に1曲、グレイテスト・ショーマン Chapter.11 歌姫が登場し歌い上げるシーンを見ました。
画質についてはホールのほのかな明かりに映し出される女性の肌の赤身が魅力的で、全体的に温かみを感じる画調でした。眩いほどの照明に照らし出される歌姫は、真っ白なドレスが鮮やかに浮き上がり白い肌は輝き、胸元の飾りがキラキラと光沢のある輝きを見せますが、白飛びせずにドレスの質感までよく表れています。
一方で会場にいる観客や幕裏にいるスタッフたちの表情が、暗い中でも仔細に読み取れるほど階調豊かに描かれていて、4K/HDRらしい素晴らしい画質で、DLA-Z1の性能をフルに生かしているなという印象を受けます。
HDMI出力の音声についても、ここで真価が問われましたが、まず歌姫が歌う歌を演奏するピアノの音が非常にテンション高く美しく響いて、質の高い低音が重くでもぼわつかず、歌姫が時間を追うごとに歌い上げて、終盤になるにつれて思わず一緒に歌いたくなって口ずさんでしまうくらいのダイナミックな演奏と歌声に、イベントも最高潮を迎えて終了しました。
この曲は前日にも聞いていましたが、オリジナルサウンドトラックでも購入してしまおうかと思うくらい良くて、終わった後の私のテンションも少し高かったと思います。
1時間があっという間
今回は時間がなくてわずか7つの作品を視聴するに留まりましたが、濃い1時間であっという間に終わってしまったような感じがします。
熱量を感じる音
UDP-LX800はアナログ音声出力はオーディオ専用機と遜色なく音楽を奏でることが出来る実力を備えていると思いますし、HDMI音声の質はアナログに比べるとわずかに熱量が盛りますが、質は高いと思います。
温度感の高いエネルギッシュな音調に調整されていて、今回のデモでは高音の繊細で伸びやかな部分と、中低域の温かみのある厚みがあり熱を感じつつ、繊細な高音をマスキングしない解像度の高さを備えていて、ただ大きい低音ではなく迫力と貫通力のあるインパクトの強い低音でした。
アナログ端子だけではなくHDMI端子でも質の高い音が出てくる時点で、UDP-LX800はオーディオ機器として素性の良さ、基礎体力高さを感じさせてくれるプレーヤーだと思いました。
専用画質モードの効果
映像に関しては、4K/HDRで製作されたコンテンツの魅力をうまく引き出していて、普段4K/HDRの映像は見慣れている私でも、はっとするような解像度の高さや抜けの良さがあるかと思えば、美しい透明感と温もりを感じるような肌の質感、触り心地がわかりそうな服の質感が感じられます。
ステージ上の歌姫の表情とそれをうっとりと眺める暗い観客席のオーディエンスの表情などが、どちらに視点を移しても見渡せるコントラストと階調表現の高さ、フィルムグレインのようないかんともしがたいノイズを味のように見せる映像美は見ていて楽しかったです。
あまりプロジェクタで4K/HDR映像を見ていると、暗いなと感じることが多く、綺麗だなと思うことはあまりないんですが、そんなことを気にせずに楽しめたのは、コンテンツの質の良さに加えて、専用の画質調整モードによる効果なのかもしれません。
満足感をあらわすエピソード
このイベントを終えた後は、私もテンションが上がっていたようで、UDP-LX800が欲しくなってしまって、しばらくその場に残って余韻に浸り、思わずメーカーの方に「欲しいです。」と言って部屋を出ましたし、その後何となくお店で買い物までしてしまいました。高揚感からか財布の紐が緩んでしまったようです。
ふぅレビューを書くのに結構時間がかかりましたが、何とか当日中に書き上げることが出来ました。
Her-
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