歪み率(%THD)~シアタールーム新旧の比較~
次に全高調波歪率(%THD)の数値の比較となります。電圧と同じくEO-01のコンセント(紫色)、2011年4月に設置したコンセント(青色)、部屋の普通のコンセント(水色)を日曜日から土曜日の間1時間ごとにデータを取得して、1週間単位で計測した結果を並べたものです。
オーディオルームと同じ傾向ではありますが、夜間帯には歪み率が高く、日中帯になると歪み率が低くなる一定のサイクルがあるのはよくわかると思います。歪み率は低い方がきれいな波形で出力されることを示しています。
図を見ると変動の幅を見てみても、EO-01のコンセント(紫色)は1.3~2.0%THD、2011年4月に新設したコンセント(青色)は1.3~2.1%THD、部屋の普通のコンセント(水色)は1.3~2.0%THD、とほぼ差はありません。
1週間の平均を算出してみると以下の通りです。
- EO-01のコンセント(紫色):平均1.65%THD
- 2011年4月に新設したコンセント(青色):平均1.73%THD
- 部屋の普通のコンセント(水色):平均1.64%THD
平均値も似通ってはいますが、図の波形の揺らぎ(ギザギザ感)を見ていると、EO-01のコンセント(紫色)が一番安定しているよう見えます。
相関関係が薄い
歪み率は誤差の範囲とはいえ、波形の揺らぎが抑えられて効果があるように見える一方で、工事をした方が電圧が低いという理不尽な計測結果に、同考察していいかわからなくなってしまいました。
今回のシアタールームも前回のオーディオルームの電圧の変動を比較した図を見ても、外部要因があれば同じように影響を受けるはずですが、お互いの相関関係が薄いというか、同じように変動しているようには見えないのが気になります。
一見、工事をしたことで改善しているように見えるオーディオルーム、むしろ工事をした方が電圧が低く見えるシアタールーム、それぞれの部屋に見えない各コンセントの相関関係、比較する相手が間違っているのか?一度再考してみましょう。
Her-
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