Chikuma DMT-230BにBroadband EMI Meterを接続して、集約前後のノイズの値を見てみると、集約前が471mv、集約後は422mvととなりました。
ノイズ源が遠ざかった影響もあるかとは思いますが、PB-200にはトロイダルチョークコイルによるノイズフィルタが搭載されていますが、その効果があるのか同じ壁コンセントに接続されているDMT-230Bが受けるノイズの量は減ったように見えます。
とここまではDirty Electricity Filterが届く前までのお話です。追加のDirty Electricity Filterが届きましたので、シアタールーム内の電源環境について、追加措置をしてみたいと思います。
Dirty Electricity Filterによる効果
Dirty Electricity Filterを再購入して使える数が増えましたので、改めて集約後のPB-200のACアダプタを一つ外して、Broadband EMI Meterによる計測を行い、DMT-230BにDirty Electricity Filterを接続して前後の値を比較してみます。
根元となる壁コンセントは、部屋の壁コンセントとは電源を共有した壁コンセントですが、すでに先日東側壁コンセントにDirty Electricity Filterを追加しました。
DMT-230BにDirty Electricity Filterを接続する前のPB-200内のノイズの値は335mvという計測結果でしたが、DMT-230BにDirty Electricity Filterを接続すると253mvへとノイズの値が下がりました。どちらの値も東側壁コンセントの影響を受けて、ノイズの値は以前より低くなっています。
さらに計測位置をDMT-230Bのコンセントに変更してみましょう。先ほどと同じくDMT-230BにDirty Electricity Filterを接続する前後を比較してみます。接続前の値はすでにノイズの量がかなり少なくなっており、128mvという数値でしたが、Dirty Electricity Filterを接続するとさらにノイズの値は下がり108mvとなりました。
スイッチング電源を搭載した機器やACアダプタが使われているUSBHDDなどの主要していることを考えれば、同じ壁コンセントに接続した電源タップのノイズの値がこれだけ小さくなっていることは僥倖と言えるでしょう。
PB-200のノイズフィルタとしての効果にDirty Electricity Filterが加わった相乗効果によって、もう少しでノイズの値は二桁になろうかというところまで追い込めたので、良しとしましょう。
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