Broadband EMI Meterの上の337mvというのは部屋の調光器でシアタールームに一番明るくで電気をつけている状態で、下の181mvというのは電気を完全に消した状態です。
オーディオルームでアイソレーション・トランスを使ったとき並みの電源品質であるというのは驚きます。
この電源は2011年4月に電源工事を行い、専用に1つ子ブレーカーを割り当てて、そこから壁内配線はオーディオグレードの電源ケーブル オヤイデ EE/F-S 2.0(PCOCC-A)を配線しています。
先ほどのNSIT-200Qの数値を見ても、以前オフ会でNiさんに持ってきていただいたアイソレーショントランスをシアタールームで試した際に効果が感じられなかったのも何となく納得がいく数値ですね。私自身の目と耳による感覚と相関関係があってよかったです。
オーディオルームと比べると100mvくらい低い数値になっていて、電源工事の効果はそれなりにあるようですね。しかし調光器はシアターの演出としてはよくても、電源にはよくないのが数値でもわかります。電球をLEDに変えたらもっと悪くなるかもしれません。
計測(3)プロジェクタ向け専用壁コンセント
同様の工事をしたプロジェクタ向けの壁コンセントが南側の天井にあり、オヤイデ R1 Beliliumに電磁波などに強いTHE J-1 PROJECT J1C15ULをカバーとして使われていますが、ほぼ同時刻で580mv前後とあまりいい状態とはいえません。
コンセントなどのパーツの違いなども理由として考えられなくはありませんが、それよりは配線が天井裏で電灯が近いことが影響している可能性もありますね。ただシアタールーム内で、部屋の電気を点けたり消したりしても影響を受けていないのはこの壁コンセントと後述するエアコンの壁コンセントだけです。分電盤の配線が違うのかもしれません。
コメント
なるほどよくわかりました。
電源工事をやるにしても対策対応が分かりやすくて良いよね。
後、トイレと冷蔵庫とこたつ?も計ってみると良いと思いますよ。
(ノイズ対策をした方がいいよ~。(笑))
青フォレさん、コメントありがとうございます。
こうして計測器を使って数値化できるとわかりやすいですし、どう電源環境の改善していけばいいか指針にはなりますね。
幹線分岐電源工事をすればもう少し数値が下がる可能性もありますが、我が家の場合は費用対効果は低いかもしれません。
コタツは使っていませんが一応ノイズを出しそうな各家電にはPanasonicのPLCノイズフィルタなどを取り付けてあります。