2024/10/19不定期ですが更新を再開します

Panasonic DMP-UB900レビュー(映像編)

8K/4K/HDR&DolbyAtmos

映像編~4K/HDRと4Kアップコンバート~

お待たせしました、それでは映像について順番に書いていきたいと思います。

多分ここが一番皆さん知りたいところだと思います。少し長いですが…、ご了承ください。

Blu-rayのアップコンバートについて

Panasonic DMP-UB900でBlu-rayディスクの2K映像をアップコンバートした映像と
Blu-rayレコーダのPanasonic DMR-BZT9000(DMR-UBZ1の3世代前)で再生をして、KJ-75X9400Cの4Kプロセッサー「X1」による4Kにアップコンバートした映像とを見比べてみました。

パナソニック 3TB 3チューナー ブルーレイレコーダー DIGA DMR-BZT9000

Panasonic DIGA DMR-BZT9000

SONY 75V型4K液晶テレビ【3D対応】 BRAVIA KJ-75X9400C

SONY BRAVIA KJ-75X9400C

DMR-BZT9000で再生(KJ-75X9400Cで4Kにアップコンバート)した映像に比べると、DMP-UB900の映像は鮮やかかつ立体的です。
例えば赤の表現、DMR-BZT9000では朱色に見えている赤も、DMP-UB900では赤として表示されています。緑も鮮やかですし、エッジの効いた解像感の高い映像に見えるので、上空から地面に近づいていく映像の立体感と言うか、自分が落ちていく高さがよりリアルに感じられます。KJ-75X9400Cは1世代前のテレビなので、現行品のBRAVIAと比べるとどうなるかわかりませんが、4Kダイレクトクロマアップコンバートplusによるアップコンバート技術の進化を如実に感じました。

4K/HDRの映像について

当然今回の「ハンコック」は字幕で視聴しました。

DMP-UB900は出力している映像や音声の内容を「再生情報」というボタンを押すことで確認する事ができますが、収録されている映像は
「3840☓2180/24p HDR/BT.2020 YCbCr4:2:0/10bit HEVC」
で収録されているようですが、DMP-UB900からKJ-75X9400Cへは
「3840☓2180/24p HDR/BT.2020 YCbCr4:4:4/12bit HEVC」
4Kリアルクロマプロセッサplusによって補完して出力されているようです。

Panasonic DMP-UB900 4K HDR UrtraHD Blu-ray ホームシアター オーディオルーム

再生情報を表示している様子

この映画は映像の質感から見るにフィルムで撮影されたあと4Kのデジタル処理をされているようなので、デジタルカメラで撮影したようなエッジの効いたメリハリのある映像ではありませんが、ざらつきともノイズとも言えない、しっとりとしたフィルムの質感がよく出ています。
UHDBDで見たあとに2KのBlu-rayでも色んなシーンを見てみましたが、DMP-UB9004KにアップコンバートされたBlu-rayの映像を見ると、フィルムグレインがざらついた感じに見えてしまいます。

4K/HDR2K/SDRの画質を交互に見比べてみると、2K/SDRの映像は例えて言うなら、色の純度が「古いフィルムの色あせたような質感」で、コントラストが「輝度の落ちたプロジェクタで見たような印象」と似ていて、何か昔の映画でも見ているような気持ちになります。
DMR-BZT9000と比較した時の映像はあんなに鮮やかに見えたのに、4K/HDRを見たら残念なくらいにくすんで見えてしまいます。

4K/HDRの画質は、明るい日差しに照らされたオフィスビルのシーンであれば、窓に反射したまばゆいきらめきと、日陰のアスファルトの質感が両方同時に表現されていて頭のなかにあるリアルな体験情報との差がとても小さいので、テレビ画面から見える映像が、ビルの窓から外を見渡しているような感覚になります。

コメント

  1. daisi より:

    こんばんは。

    いやいや、よく分かりました。
    解像度が上がると同時に色と輝度のダイナミックレンジが広がっているんですね。
    正直な話、4Kの解像度にはそれほどの魅力を感じないのですが、ダイナミックレンジの拡大にはそそられます。
    もちろん、解像度が高いからこそのダイナミックレンジ拡大なのでしょうが。

    ・・・見ないことにします(笑)

  2. Hermitage Hermitage より:

    daisiさん、こんばんは。
    今回のオリンピックでは普及は難しそうですから
    PS4Neo?あたりで4Kに対応して裾野が広がるのではないかと思います。
    目にすれば欲しくなると思うので、その気になったらぜひ見てみてください。

  3. あゆっち より:

    たびたびごめんなさい・・UB900、UB90の倍(金額)なのでさすがに手が出ませんでした。2機種の画質の違いって素人も気づくほどなのかな?どちらかと言うと音質に違いがありそうなんですが・・・。
    僕も買うのはもっぱらインポート盤ですが、吹き替えは不要です。さらにはビスタサイズもTV放送の映画観てるみたいで好きじゃありません(笑

    • Hermitage Hermitage より:

      あゆっちさん、再びコメントありがとうございます。
      私もUB90とUB900を見比べたことはありませんので、はっきりしたことは申し上げられませんが、プロセッサもアップコンバートも「Plus」がついているので、差はあるのだと思いますよ。音声の方が差は大きいでしょうけどね。
      私の部屋のような狭い部屋ではシネスコは縦が小さくなりすぎて迫力に欠けてしまいまので、ビスタサイズがベストだと思います。150インチを超えるようなスクリーンなら私もシネスコ映してみたいですけどね。

  4. あゆっち より:

    ホントに度々すみません。
    UHDBDで「これぞ4KHDR!」と思った作品はなんですか?
    自分は「チャッピー」と「ルーシー」がダントツで、以下
    「エクソダス」「オデッセイ」「オブリビオン」「ハドソン川~」「レヴェナント」
    あとは平均的で「ジャックリーチャー」「ジャスティスの誕生」に関してはHDR効果のみで
    画質は2k同等・・って感じです。あとソニーピクチャーズ(最近)の作品は2Kでもキレイなものが多い・・と感じています

    • Hermitage Hermitage より:

      あゆっちさん、コメントありがとうございます。
      チャッピー、エクソダス、ハドソン川~、ジャスティスの誕生は私も見ましたが確かに綺麗でしたね。
      印象だけで言えばZ9Dを導入した直後に見たファンタスティックビーストは、煌びやかで見ていて楽しかったです。Z9Dすごい…と思いながら見てました。

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