設置をコンパクトにまとめる一工夫
大変なのはこぶだけではありません。設置については、当時はプロジェクタを使っており、フロントには90型のスクリーンを設置していました。
投影距離と傾斜した天井の都合もあり、機器とラックをスクリーン裏に隠す必要がありました。そしてHelicon S600をスクリーン裏に納めるには縦型ラックを使わざるを得ませんでした。
スクリーンの下部にはリモコンの受光部に赤外線が通るように細かな穴が開いていましたが、スクリーン部分には穴がなく縦型ラックだと高い位置の機器にはリモコンが通りません。
そこで思いついたのが、Helicon 800の側面の湾曲したフォルムを使って赤外線を反射させる方法です。
スクリーンの脇にあるHelicon 800の内側の側面にリモコンを向けて操作すると、なぜかDENONの機器はそれを受光でき、レコーダーなどは受光できなかったので、このようにAVアンプとプレーヤーなどは横向きに、レコーダーなどは低くして前向きに置いたのです。
コンパクトにまとまって良いんですが、スクリーン裏には熱がこもりましたし、ケーブルの差し替えなども体が入らないのでとてもやりづらく、プロジェクタとの兼ね合いでこの形にせざるを得なかったとはいえ、課題の多いレイアウトでしたね。
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