スピーカーケーブルの単線化
新しく構築し始めたオーディオシステムに関して言えば、手元にある有り合わせのケーブルを使って接続しているにすぎませんので、まだケーブルまで手が回っていない状況ですが、特にスピーカーケーブルはDENON AK-1000という古いエントリーモデルを使っていますので、まず変更を加えたいと思っているポイントです。
二世帯化に伴うリフォームによって、居住スペースが削られることから、物置となっていたオーディオルームに積み上げられていたものを整理せざるを得ない状況になっています。以前は一緒に住んでいた家族が独立して残していったものなども整理をしていますが、荷物を整理していたら1組切り売りのスピーカーケーブルが発掘されました。
AudioQuest Type2.1
DENON AK-1000は、サラウンドスピーカー設置時のスピーカーケーブルが届くまでの暫定ケーブルとして入手したもので、最初に購入したケーブルはAudioQuestのエントリーモデルだったと記憶していますが、今回発掘されたケーブルはおそらくそのケーブルではないかと思います。AudioQuest Type2.1で代替2.5mペアくらいかと思います。
ケーブルに記載されている型番などを見ると、AudioQuest Type 2.1だと思われます。いつ購入したものかはっきりとは覚えていませんが、2006年にシアタールームを構築し始めた初期の頃に購入して家族に使ってもらっていたケーブルのような気がします。
単線とより線
シアタールームのケーブル類を選定する際にも書いていますが、ケーブル類は基本的にノイズに強い単線の導体を使うのを個人的なポリシーにしています。
より線のケーブルにはケーブルの柔らかさがあるので、ケーブルの取り回しのよさや、ケーブル自体の振動が適度に吸収される良さがあり、表皮効果による高周波電流において有利な面もあります。
ただ、有利な面だけではなく弱点もあるわけで、より線には撚り合わせた線間を飛び回るストランドジャンプ現象(迷走電流)と呼ばれる現象が、ノイズとなって音に悪影響を与えるといわれています。単線にはこの現象が起こらずノイズに強い利点があります。
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