AV8802A~POA-A1HD間のケーブルは、サラウンドとトップミドルに使われているColoradoは、2007年に発売されたRiverシリーズのDBSを搭載した上位ケーブル(上から3番目)でPSC+(表面を鏡面加工した銅線)が使われたケーブルです。
フロントに使われているSky2はそのRiverシリーズのフラグシップとして販売されていたケーブルで、DBSの搭載はもちろん、導体にPSS(鏡面加工された純銀線)が使われています。
一方、今回のCheetahはRiverシリーズの前、2003年に発売されたBig Catシリーズといわれるケーブルの準フラグシップモデルでPSS(鏡面加工された純銀線)が使われています。
Coloradoは前シリーズの上位モデルCheetahを超えるパフォーマンスを実現したという謳い文句で販売されていましたが、導体が銅と銀という差があるので音質的傾向が異なります。
マルチチャンネルの一体感
これはDENON DVD-A1XVAの再導入の際にも書きましたが、映画や音楽のマルチチャンネル再生において、音場の一体感を考えたとき、理想はすべての経路でケーブルとその距離が一致している方が、一体感は得られやすいと私は考えています。
しかし、現実においてはそれを実現するのは難しく、物理的制約もありアンプを全体の中央に置いてスピーカーとの距離は一定にはすることはできませんし、ケーブル長をそろえることは低価格なケーブルなら可能ですが、私の使っているケーブル類でそれを実現しようとすれば、多大な出費は避けられません。
私はできる範囲でそれを実現しようと、スピーカーは、フロントとサラウンドは同じ機種でそろえ、ケーブルはメーカーを統一し、インターコネクトケーブルは先ほど紹介した通り、距離もそろえ、フロント以外は同じケーブル使っていますし、スピーカーケーブルもフロントはAudioQuest Meteor(2.0m)、サラウンドとトップミドルにはAudioQuest Type-4を使って、音調を揃えるようにしてきました。
しかし、オーディオのメインがステレオであり、アンプととスピーカーの位置関係がある以上、高価なケーブルを使う場合には、フロントにより良いケーブルを使うのが、自然な流れになり、ケーブルの長さもバラバラになってしまいます。
そしていかにメーカーを統一してもケーブルの素材、特に導体とグレードによって、それなり差があり、傾向を揃える程度のことしかできません。
今回のCheetahの導体は銀です。それはSky2と同じであり、Coloradoとは異なります。フロントスピーカーとサラウンドスピーカーは同じ機種で、その一体感を高めるために、サラウンド用のインターコネクトケーブルを銀でそろえてみることにしました。
下準備の必要性
しかしその前に少しCheetahには下準備が必要です。Cheetahは10年以上前のケーブルですから、いろいろメンテナンスが必要な状態です。下記の写真のとおりプラグにはくすみがでており、洗浄が必要です。
またDBSの電池はかろうじて点灯しますが、寿命がつきかけているようです。
これらのメンテナンスが終わってから接続変更してみようと思います。
Her-
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