試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
image ※FLAC 44.1kHz/16bit
Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit
Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit
試聴した印象
一般的なUSB-DCケーブルで聴いた場合と比較して、試作USB-DCケーブルを使って試聴すると、ファーストインプレッションは空気感が違います。透明感を漂わせながら、倍音成分や微細な音が溢れるようにフワ~ッと放射状に広がっていきます。音のつながり滑らかで、演奏会場に響く残響音が一段と長く残って、いつもより音楽がまったりゆっくりと聞こえる印象です。情報量が多いですね。
ダイナミックレンジの広さ、音の立ち上がり、引きの速さも申し分ありません。
光メディアコンバータもUSB-DCケーブルを変更
光メディアコンバータ サンワサプライ LAN-EC202Cも5Vで動作するのでUSB-DCケーブルを別途購入して、バッテリ駆動を行っていますが、そのUSB-DCケーブルも今回の試作USB-DCケーブルへ変更し、同じ曲を聴いていきます。
試聴した印象
先ほどのスイッチングハブだけのときと比較すると、これまでももやがかかっていたのか?と思うくらい1枚ベールがはがれ、ピンと糸を張ったような凛とした空気感を感じます。音の回り込みがよく響きが豊かで、スピーカーの外側、離れたところから音が聞こえます。
音像が明瞭になり、音の分離感が増す分、場を満たす音のボリューム感は少しおとなしくなりますが、張り詰めた静けさと、漂う余韻が輪をかけて広がります。
今回の変更で特徴的に感じられるのは、余韻や倍音などの微細な音が輪を描いて広がり、長い時間漂う空気感や演奏会場のホール感のようなものが、豊かに表現されている点です。
おそらく電源ケーブルの変更でS/N比が向上したことによって、音が埋もれずに出てきているものと思われますが、直接接続されているスイッチングハブだけではなく上流側の機器の電源ケーブルの変更の影響も小さくないことがよくわかります。
最後にもう一つ変更して試聴してみます。
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