レギュレーターの有無
オーディオルームのネットワークオーディオ再生用に使用している光メディアコンバータTP-LINK MC220Lですが、ACアダプタとして純正品の代わりに使っていたiFi-Audio iPowerをトランス方式ACアダプタに交換してみました。
2つのトランス方式ACアダプタを試し、1つはYAMAHA PA-3、もう1つはアイコー電子 VSM-982でしたが、聞き比べてみるとそれぞれに個性があって、力強いPA-3、繊細なVSM-982という印象で、ひとまずVSM-982を使っています。
PA-3にしてもVSM-982にしても、非安定化トランス方式のACアダプタですから、出力電圧は入力側の電圧の変動や、機器側の消費電力に応じて激しく変動してしまいます。スイッチングノイズはなくてもリップルノイズはあります。
以前ハイレゾレコーダーを使って、再生中の信号を計測をしたときには50Hz(東京)の整数倍に当たる高調波が観測されているのを目にしたことがありますが、トランス方式のACアダプタには入力周波数の影響を受けて、100Hzや120Hzの高調波が発生しますし、スイッチング方式では、数~数十kHzのノイズが発生するそうです。
この可聴域外のスイッチングノイズが、オーディオに使用したときにノイズ感として感じられるわけですが、可聴域にあるリップルノイズを低減したらどんな音になるのでしょうか。同じトランス方式のACアダプタでも安定化タイプなら、そのリップルノイズを低減できるといわれていますので、それを試してみようと思ったんですが…。
適合するアダプタが高価
MC220Lの付属ACアダプタは9V/600mA(=5.4W)ですが、一般的なトランス方式安定化ACアダプタで適合するものを探してみましたが、高価なものしか見つかりません。それはもう少し後にしておきたいところです。
MC220LのメーカーのHPの使用を確認してみましょう。
Standards and Protocols | IEEE 802.3ab/IEEE 802.3z/IEEE 802.3x |
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Basic Function | 全二重フロー制御(IEEE 802.3x)、50/125umファイバを使用してファイバ距離を最大0.5km延長 |
Ports | 1000M SFP ポート×1、1000M RJ45 ポート×1(Auto MDI/MDIX) |
Wave Length | 使用のSFPモジュールによって異なる |
Network Media 1000BASE-FX | Multi-mode/Single-mode SFP module |
Network Media 1000BASE-X | Multi-mode/Single-mode SFP module |
Network Media 1000BASE-T | EIA/TIA-568 100Ω STP(最大100m)、UTP Cat.5/5e/6 ケーブル(最大100m) |
LED Indicators | PWR、LINK、RX |
Dimensions (W×D×H) | 94.5×73.0×27.0 mm |
Power Supply | 外部電源アダプター |
Max Power Consumption | 3.95W |
Safety & Emission | FCC、CE |
Environment | 動作温度: 0℃~40℃、保存温度: -40℃~70℃、 動作湿度: 10%~90%、保存湿度: 5%~90% ※結露を避けてください |
RJ-45ポートはSTPに対応しているところは、個人的にとても大切ですが、それは置いておいて、一覧表の「Max Power Consumption」、つまり本体の最大消費電力は3.95Wと記載されています。
DC9Vであれば計算上(W=V×A)最大で439mA程度しか使いませんから、500mAもあれば動作するとは思います。少々不安はありますが、10%以上(13.9%)余裕があるので問題は起こらないと思います。
そこで、付属ACアダプタに比べると供給電流量が不足していますが、9V/500mAのトランス式安定化ACアダプタパトス DK090-Rを見つけたので、交換して比べてみたいと思います。
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